2011年1月24日月曜日

vol.175 リスティング管理画面を1つに

YAHOOGLE!になったことで、YAHOO!のリスティング広告にもSEOにも好影響があったが、Googleのほうには悪影響ばかりということは以前書いた。

これに関連してリスティング広告について以下追記。

1、YAHOO!のCPC、CPAともに低下
2、GoogleのCPC、CPAともに高騰

YAHOO!が好調なのには理由がある。また、納得できる。Googleエンジンの採用に伴い、Googleのチューニング方法に合わせて広告グループを作り直したからである。SEOもしかりである。



ところが、Googleのチューニング方法がGoogleに効かなくなったのである。

この理由は、実はGoogleの管理画面にある。

ご存知の通り、YAHOO!に比べてGoogleの管理画面はナイーブである。正確に言うと、クライアント・オリエンティッドではない。

もっと分かりやすくいうと、身勝手でご都合主義な管理画面である。

入札価格は高騰する一方で、その理由は一切不明である。入札価格が低いからと、勝手にキーワードをオフラインにするし、QSが低いからと勝手に広告をオフラインにする。同一広告グループ内の異なるリンク先を認めない。

ま、それがロジカルだと思い込んでいる。

が、広告というもの、そうロジカルなものではない。とんでもないキーワードでCVが取れることはご存知の通りだし、同一キーワードで複数のCVを稼ぐのは社名くらいなもので、いまだに新しいキーワードでのCVがある。

つまり、結構いい加減なキーワードと広告であってもCVしてしまうのが広告であり、リスティング広告なのである。

こう考えていくと、Googleの管理画面が勘違いしてるんじゃないの?と思えてくる。そんなにヒステリックになることないでしょう・・・・・。

必死に予算消化してくれる管理画面など、クライアントからみれば、馬鹿みたいな管理画面である。

さて、そこで提案。

YAHOO!の管理画面で、Googleにも広告が掲載されるようにしてください。

2つもいらないでしょう?同じ検索エンジンなのだから。

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2011年1月12日水曜日

vol.174 asahi.comのまともな記事

asahi.comにまともな記事が掲載されている。

メディア・リポートというコンテンツである。

このコンテンツの直近の記事は以下である。

既存メディアを揺さぶるネット「流出・内部告発」

実に考察に公平性と真摯さのある記事で感銘を受けた。また、既存メディアの自己批判とも取れる内容も含まれており、好感とともに今後のメディアへの期待もうかがわせる。

しかし、最後まで読んで愕然とするのは、いずれも、asahi.comの記者による記事ではないということである。

これらの記事は、「社説」「論説」に該当するもので、まさにマスコミに期待されるオピニオンを持った記事である。

そして、このようなオピニオンを持った、最も重要な記事を書くことができる記者が社内に1人もいないことがマスコミのレーゾンデートル喪失の理由である。

しかし、このような記事を、分かりにくいディレクトリにではあるが掲載していることは、新聞人としての矜持を持ち続ける社員が1人はいるということの証左であろう。

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2011年1月10日月曜日

Vol.173 YAHOOGLE!の勝利か?

2010年末からYAHOO!の検索エンジンがYAHOOGLE!になってどういうことになったのか?

昨年、以下の3点について予想していたことを検証してみる。

1、YAHOO!の検索数は激減する
2、SEOは検索結果で上位表示されていたものの順位が下がる
3、リスティング広告は、検索結果との整合性が取れずCVが激減する

結果から言うと、今のところ全て外れている。現状は以下である。

1、YAHOO!で検索する人間は微増した
2、SEOの順位に変化はない
3、リスティング広告のCV数に変化はない(CPC、CPAが一気に低下した)

ところが、Googleに関しては、以下のように激変したことがある

1、Googleの検索数は微減した
2、SEOの順位は下がった
3、リスティング広告のCV数は激減した(CPC、CPAの上昇が止まらない)


つまり、YAHOOGLE!になったことによって当のYAHOO!には好影響をもたらし、悪影響が生じたのはGoogleの方だったということになる。

これは一体どういうことなのだろうか?

しかし、これは、YHAOO!をデファクトの検索エンジンとして使用する日本の検索エンジン使用者の特性から考えてみるともしかすると当たり前のことなのかも知れない。

つまり、「YAHOO!はGoogleをエンジンとして使用することで、Googleよりも優れた検索エンジンになった、と認識された」ということなのである。

元々Googleをデファクトの検索エンジンとして使用していた人々がYAHOO!に乗り換えたと見るのが妥当な結果なのである。

敵のエンジンを使うのなら、本家Googleを使えばいいじゃん、と思うのが普通だと思うのだが、「YAHOO!風の味付け」を忘れていない。

この傾向は、2011年になってから顕著になってきて、検索結果数が同じなのに検索結果は同じではない。

敵のエンジンを使ったからと言って、敵と同じ検索結果にしないところがYAHOO!の真骨頂なのかもしれない。

結局、割を食ったのはGoogleの方で、いいとこ取りされただけなのかもしれない。まだ、この結果は予断を許さないが、3ヶ月もすれば明快な結果が出るものと思う。


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2011年1月9日日曜日

vol.172 北のTwitter

新年早々、面白い記事を目にした。

昨年は、sengoku38氏とWikileaksによってネットが暴露媒体として実に有効に機能することが確認された年だった。また、既存マスコミの存在理由が一気に凋落した年でもあった。

マスコミは、週刊誌がすでにそうであるように、TwitterとYouTubeにアップロードされた記事を転載する機能しかもたなくなったわけである。

さて、それにしても、南北和解モードを中国アメリカに主導されて唯々諾々とついて行かざるを得ないわが国とは違って、韓国は元気そのものである。

ヨンピョンドの砲撃に兵器で反撃するよりも、Twitterをハッキングしたほうがよっぽど北の打撃は大きいだろう。また、YouTubeにも動画があがっているらしいが、これはsengoku38氏の例に倣ったものだろう。

情報伝達手段としてのネットの強みが遺憾なく発揮された事件である。

しかし、それにしても、北ではTwitterもYouTubeも政府アカウントというところが面白い。国民は誰一人読んでも見てもいないのだろうから国民に対する情報提供にはなっていないところが残念ではある。

また、北のアカウントにはPCではアクセスできないのにスマートフォンではアクセスできるというのも盲点で面白い。

南北兵器戦争に続く第2幕、南北情報戦争の開幕である。

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2011年1月4日火曜日

vol.171 NTTはやっぱり怪しい

明けまして、おめでとうございます。

昨末からすったもんだして2ヶ月。年末になって結局、NTTには光回線に乗り換えてからのアナログ回線料を払わなくていいことになった。

NTTの光回線に乗り換えたのに、アナログ回線料の請求が来るのでなぜかと料金案内に問い合わせると、アナログ回線は生きているという。

光回線に乗り換えたのだから、当然光回線を電話でも使えるものと思っていたのだ。

ネットを光回線に接続するためにVDSLモデムを設置する工事を行ったが、このときになぜ電話はまた別に光電話ルータが必要になる旨の説明をしなかったのか。説明があれば、当然、光電話にしていた。よって、このアナログ回線料は払えない。

ま、これでやっとアナログ回線の請求は来なくなったのだが、その内訳たるや怪しいことこの上ない。

VDSL装置に電話回線を繋ぎ、それに光電話ルータを繋ぎ、それにプロバイダの無線LANルータを繋ぐということ自体が怪しい。1台で繋げるはずである。

それぞれにレンタル料が掛かり、さらに光電話の固定料金も掛かる。只でしょう。保守に手間隙の掛かるアナログ回線から、他社の参入を阻止すべく独禁法に抵触してでも料金を低く抑え、何とか光回線に乗り換えさせたかったのはNTTの方である。

にもかかわらず、電電公社時代の体質をそのまま引き継いでいるのである。

早く光の道を孫さんに譲ってほしいものである。

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2010年12月10日金曜日

vol.170 勘弁してよ楽天広告

楽天ダイナミックアドなるものに大いに不快な思いをしている。

ブログ系のサイトに行くと、でかでかとわたしが購入した商品が、わたしに対して時系列で表示されるのだ。

楽天さん、これ、勘弁してくださいよ。個人情報勝手に流用するのは守秘義務違反でしょう?

何を買ったかなんて知られたくないことの筆頭でしょう。

どうやらこれが行動ターゲティング広告の実態で、何のレコメンドもない。自分が買った過去の商品を見せられてうれしい客がいるわけないでしょう。

どうやら3年前からやってるようだが、効果がないことは請け合いますから、即中止してください。気味が悪いことおびただしい。


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2010年11月29日月曜日

vol.169 電子書籍はまたこける

電子書籍関連の記事がたくさん出回っている。

が、以前にも書いたが、これはこける。

理由はすでにはっきりしていて、ソニーのリブリエが3年前に撤退せざるを得なかった日本市場の特性がまったく変わっていないからである。

日本市場の特性とは、以下の2つ。

(1)日本では、電子書籍端末より携帯電話を使って文字や画像を見る文化が強いこと

(2)出版業界が日米でかなり違い、日本では新刊がなかなか電子書籍化できないなどの問題があったこと

これに加え、実は、以下の理由が最も大きい。

(3)既存の出版ビジネスと抵触させない、という売り手側の事情が透けて見えており、それを敏感な消費者が嫌った

つまり、著作権の処理方法が確立されていなかったために読者が読みたい本が電子化できなかったのである。

今回、これをなんとかしようとしているのだが、まだ結論は出ていないし、全ての作家が承諾するわけでもない。

さらに、本の手軽さ軽さ安さに比べて、電子書籍の面倒くささ重さ高さが並でないことは、実際に読んでみれば分かる。

なんでそうまでして読まなきゃならないの?

さらに、コアな読書家は所詮100万人。出版界のベストセラーは10万部。ゲームのベストセラーは100万部で桁が違う。数字の読み違いがはなはだしい。

本を読まない連中にソニーReaderを与えてもリーダー(読者)にはならないのである。(ガラパゴスというシャープの商品名は、関西企業らしくブラックユーモアが感じられていい)

すでに1990年の第1回電子書籍元年から数えて3回目の「元年」を迎えることを考えれば、無理というより無茶なことは分かりそうなものである。

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