2010年2月9日火曜日

vol.125 Facebookがバナーを一掃

CNETに久々にいい記事が出ていた。

これによると、Facebookでは、バナー広告を一掃し、ソーシャル型広告であるEngagement Adsに変更するという。

「ソーシャルな働きかけを売り物とする広告フォーマットは、Facebookの ルックアンドフィールとの親和性に優れるため、パフォーマンスが向上し、より良いユーザー体験を提供する」ということである。

今や広告は、従来のように広告主が金を払って広告枠を買って商品の販促策として実施するものではなく、消費者が価値観を共有できる友人と「共有したいと思う情報」なのである。

したがって、この「共有したいと思う情報」を共有するためのツールはおのずから従来の広告手法とは異なってくる。

バナーも、検索連動型広告もこの意味においてはまったく旧来の手法である。バナーはコンテンツと連動して表示され、検索連動型広告は検索結果と連動して表示されることになっている。

そして、それが広告効果の高い表示方法であると信じられている。そして、この手法の延長線上に行動ターゲティングがある。

だが、その連動していることが「うざい」としたら・・。

既存広告のレーゾンデートルはあっさり消えてなくなる。

連動していることは「より良いユーザー体験」ではなく「押し付け」であると感じることの方が多いのが既存広告である。

バナーや検索連動型広告という広告看板のウェブ版にとって、いよいよ退場の時がやってきたのかもしれない。

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