2011年5月11日水曜日

vol.190 TwitterとFacebookの企業活用

この2つのSNS、どうなっていくのか?どうなっていくのか、という意味には勿論企業が使いこなせる販促ツールになるのかという意味である。

この手のものは、ネットが出来たときからあったわけで、なくならないと思う。ネットが「世界に向けて情報発信できるツール」をうたい文句に登場したのは1990年頃。

その頃はまだパソコン通信の時代で、1995年の阪神大震災の発生を境にインターネットと呼び名が変わる。

その頃、NIFTY SERVEがやっていたチャットやBBS(掲示板)を使ったコミュニケーション方法が2ちゃんねる、mixiへと発展していく。

現在のTwitterもFacebookもブログもルーツはその頃のBBSにある。

その基本はコミュニケーションツールであり、ネットが最も得意とする分野で連綿と続いているるということになる。また、いずれ、TwitterやFacebookに代わるものが生まれてくるだろう。

ところが、ここへ来てTwitterとFacebookの住み分けが始まってきたようである。

そもそもTwitterは、発言がTweetと呼ばれるとおり、ショートメッセージ形式を採用し、ハンドルという匿名性で投稿できる。つまり、コミュニケーションする相手は誰であるのかわからないのである。

また、Twitterのプラットフォームでコミュニケーションしようとすると、これはと思うTwitterをlistに登録しておいて、登録しておいたTwitterのTweetのみを読み返信することでしかコミュニケーションが成立しにくい。

何千というFollowとFollewerのTeeetをタイムラインで追い、返信することは不可能だからである。

よって、必然的によしなし事を書き綴る独り言にならざるを得ない。


これに比べ、Facebookは実名で登録する必要があることから、コミュニケーションに真剣さが要求される。相手は実在している本人だからである。

また、ここでのコミュニケーションはリアルなものである。何月何日何時にどこで会いましょうと言えば会える相手なのである。

この点が全く違う。180度違うコミュニケーションツールである。

分かりやすく言えば、Twitterは1対多のマス・コミュニケーションプラットフォームであり、Facebookは、1:1、グループ:グループのミニ・コミュニケーションプラットフォームといえそうである。

よって、企業が活用しうるのはTwitterであって、Facebookは企業にとってはリスキーだといえそうである。今注目されているFacebookページもTwitter的に1:多での活用にとどめるならばうまくいくだろう。

間違っても消費者とコミュニケーションが成立するなどと思ってはいけない。そのことのリスクと労力に見合うものは決して手に入らない。

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