2010年2月25日木曜日

vol.128 したたかなのか間抜けなのか?

早いですねー!という記事が出た。

3月29日にトランスコスモスからDARTを買い取って4月1日からスタートするはずの広告配信システムが早くも発表された。

もちろんこんなに早く発表できたのは、最初から作ってあったわけで、買収は織り込み済みだったわけですね。用意周到というわけです。

ところが、今度は、?と思う記事が出ていてあきれてしまう。

XEROXがGoogleとYAHOO! AMERICAに対して検索特許侵害で訴訟になっているというのだから。

YAHOO! AMERICAの方は検索エンジンをBingに代替することに決まっているので、はい、止めますで済むのだろうが、Googleの方はそうはいかない。

XEROXの方は、特許料を支払うよう要求したが解決しないので法的手段に訴えたというから相当に業を煮やしての措置なのだろう。

今後の展開をウォッチしよう。

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2010年2月23日火曜日

vol.127 AMAZONとMSのクロスライセンス契約

MSがKINDOLEに興味を示しているようである。

Googleの参入も決まり、いきなりの三つ巴となりそうな勢いの電子書籍リーダーである。だが、iPadとKINDOLEは基本的に設計思想が違う。

MSが考えているのは、むしろGoogleの端末に近いはずである。でなければデザインでAppleには勝てない。(笑)

もっともこのクロスライセンス、AMAZONがMSの特許侵害を回避するためのもののようだから、MSが電子書籍リーダーがほしかったわけでもないようである。

ただし、MSも同様のタブレットを開発しているようで(いつも2周遅れ)、このこととKINDOLE
は無関係ではないだろう。

MSは所詮町工場の発想で端末を作るだけだろうから、端から期待は出来ない。

このような端末、実は、画面が小さすぎてiPhonでは追いかけきれないFacebookとtwitterをやるために便利なんだということが分かってないだろうから。

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2010年2月16日火曜日

vol.126 ブンブンブンBUZZが飛ぶ

いきなりGoogle Gmailに登場したのがGoogle BUZZ。

要は、twitter、Facebookのまねっこである。ほんと、Googleってまねしたさんですね。(笑)そもそも、検索エンジンだってYAHOO!のまねっこですが・・・。

さて、で、どうなのよ。

これが実に使いにくい。受信トレイのすぐ下にアイコンがあるので、間違って押してしまう。で、これって、なんでGmailについてくるわけ?

Gmailというのは、セキュリティがウリのメーラーじゃないの?なんでそこにプライバシー侵害に匹敵するSNS機能がついてくるわけ?

隣には、AdSenseがブンブンとうなりを上げ、またぞろブンブンうるさいBUZZが飛んでくるとは・・・。

静かにしてください!

わたしは、twitterもFacebookも熱心ではありません。時間の無駄ですからね。

これらは、ケータイメールレベルのチャットとなんら変わらない使い方しかされていません。

本来、興味のある話題について語り合う場としてBBSというのがあったわけですが、これが大衆化して2チャンネルになって今はSNSとか名前が変わってmixiとかいうのが台頭しているらしい。

大衆化とは、クオリティの低下と同時にコンセプトの消失をも招くもののようである。形骸化という奴ですね。

ウェブサイトもBBSも、実にコンセプチュアルというか、まさに戦略的なツールだったわけだが、今や猫も杓子も参入してきて形骸化してしまった。

で、BUZZ。

ブンブンうるさいだけじゃないの。

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2010年2月9日火曜日

vol.125 Facebookがバナーを一掃

CNETに久々にいい記事が出ていた。

これによると、Facebookでは、バナー広告を一掃し、ソーシャル型広告であるEngagement Adsに変更するという。

「ソーシャルな働きかけを売り物とする広告フォーマットは、Facebookの ルックアンドフィールとの親和性に優れるため、パフォーマンスが向上し、より良いユーザー体験を提供する」ということである。

今や広告は、従来のように広告主が金を払って広告枠を買って商品の販促策として実施するものではなく、消費者が価値観を共有できる友人と「共有したいと思う情報」なのである。

したがって、この「共有したいと思う情報」を共有するためのツールはおのずから従来の広告手法とは異なってくる。

バナーも、検索連動型広告もこの意味においてはまったく旧来の手法である。バナーはコンテンツと連動して表示され、検索連動型広告は検索結果と連動して表示されることになっている。

そして、それが広告効果の高い表示方法であると信じられている。そして、この手法の延長線上に行動ターゲティングがある。

だが、その連動していることが「うざい」としたら・・。

既存広告のレーゾンデートルはあっさり消えてなくなる。

連動していることは「より良いユーザー体験」ではなく「押し付け」であると感じることの方が多いのが既存広告である。

バナーや検索連動型広告という広告看板のウェブ版にとって、いよいよ退場の時がやってきたのかもしれない。

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2010年2月6日土曜日

vol.124 Google vs CHINA

このテーマ、進捗を見守ってから書こうと思っていたのだが、何だか羅生門(芥川龍之介の藪の中をテーマにした黒澤映画)になりそうなので、メモしておくことにする。

正月早々笑わせてくれた最高の笑い話だと思う。

検閲大好きのGoogleが中国政府に検閲されたことが発端で、言うことを聞かないGoogleのサーバハッキングを行いデータを改ざんしたりされて、もう我慢の限界だから撤退するというのだから可笑しい。

もちろん、中国政府は、「そんなことしらん」と横を向いている。

同じことを、Google八分でやってるのだから、そういうリアクションをすることに気付かないわけがないし、中国のような海千山千の国の政治的判断にGoogleごときが太刀打ちできるはずもない・・・。

そもそも、中国向けGoogleなどを作ること自体、Googleの標榜する「世界中の情報を共有できるようにする」というコンセプトから乖離しているわけだから、参入する方が悪いのである。

もっとも、中国バージョンを作るための手間隙を考えると撤退は政治的判断ではなく、経営的判断なのだろうと思うが、Googleが手中にした地球儀から中国がすっぽり消えてなくなったことは間違いない。

ここへきて、中国なんか不味いもん、とGoogleは負け犬の遠吠えをするしかない。

食えない国、中国。たいしたもんである。(笑)

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2010年2月4日木曜日

vol.123 Googleが携帯メーカーに?

AppleのiPhoneのまねっこ商品、アンドロイド携帯をGoogleが商品として発売する。

なんかこれって、日本でいうと、SONYのまねっこして松下が商品化するパターンとそっくり。

松下は、まねしたさん、とよく言われていたのを思い出す。

商品開発は終えているのに市場にはリリースせず、じーっと新商品の市場での浸透具合を眺めていて、いけそうだと判断したところでど~~んと商品を投入して利益をかっさらっていく。

先に市場参入したSONYはいつもトンビにアブラゲをかっさらわれていた・・・。

アンドロイドはGoogleが買収したアンドロイド社が開発した携帯用プラットフォームで、これまで携帯メーカーにOSとして提供してきたわけだが、自分で商品化したほうが儲かると判断したのかハードウェアまで製作することになったわけである。

検索エンジンを始め、すべてのアプリケーションを無料で提供し、AdWordsのみを収入としてきたGoogleだが、それだけでは飽き足りないということなのか?

でもこの携帯、Google自体はキャリアではないので、実は使い物にならない。Google携帯と言われるゆえんである。

要はGoogleのサービスをウェブだけでなく携帯でもエンジョイできるということをアピールするためのパフォーマンス商品ということなのだろう。

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