MSとYAHOO!の提携を再度まとめてみると、
1、YAHOO!は検索サイトから撤退し、Bingでの広告収入の88%を手にする。
2、YAHOO!の検索連動型広告であるOvertureは、MSアドバタイジングの検索連動型広告となる。
3、MSは、検索サイトYAHOO!をBingにする。
4、MSは検索連動型広告に参入し、広告収入の12%を手にする。
5、Bingの検索連動型広告は、OvertureからMSアドバタイジングになる。
要は、YAHOO!は検索サイトと検索連動型広告を持たないポータルサイトとなり、MSは検索サイトと検索連動型広告を持つポータルサイトになる、ということである。
つまり、まだまだ紆余曲折はあるのだろうが、YAHOO!とMSNとが入れ替わると考えると分かりやすい、ということになる。
YAHOO!は、世界初の検索サイトであったわけだが、NETSCAPE同様、過去の遺物となろうとしているということなのである。
しかし、世界初のブラウザNETSCAPEがFIREFOXに進化したように、世界初の検索サイトYAHOO!をMSがどう進化させるのか、進捗が楽しみである。
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2009年8月5日水曜日
2009年8月3日月曜日
vol.105 MS BingとYAHOO!
7月29日、MSとYAHOO! AMERICAが提携。
MSはYAHOO!を買収しようとしていたわけだから、驚くような事態ではないのだが、YAHOO!のYST検索エンジンがBingになることは驚きである。
また、世界中でただ1国、Googleに首位を許していないYAHOO! JAPANの検索エンジンもBingになることをソフトバンクの孫君もほのめかしている。
これがすごいことである。
Bingの検索結果は、リリース当時と違い、短期間の間にチューニングが施されたようで、日本人による日本語検索との違和感が解消されてきた。
現在、日本人による日本語検索結果としての満足度は、Bing、YAHOO!、Googleの順である。Live Searchの性能が余りにもお粗末で、検索エンジンとは呼べないような代物であったことを考えると、飛躍的な進歩だといえる。
ところが、提携の理由を見ると、MSはYAHOO!の検索エンジン技術を欲してであり、YAHOO!は広告収入の伸び悩みを解消するためだという。
Bingの性能からすると、いまさらYAHOO!と提携する必要もなさそうだし、むしろ、MSの方がYAHOO!の検索連動型広告Overtureによる広告収入の増が望めそうな気がするのだが・・・。
いずれにしても、この提携がGoogle対策であることは明白で、MSからするとChrome Browser、Chrome OSなどでIE、Windowsを追撃してくるGoogleの本業である検索エンジン分野で一矢報いようというのも的が外れているような気がする。
しかし、検索エンジンのシェア挽回を図りたいという悲願達成の向けて1歩踏み出したことは確かである。
YAHOO!からすると、圧倒的に水を空けられているGoogleに対してBingとの提携によって多少のシェア増が望まれるが、広告収入がこれによって急増するとは思えないのだが、アメリカの事情は違うのだろう。
アメリカにおけるGoogleのシェアは65%。YAHOO!+Bingで30%。この比率、日本ではGoogle とYAHOO!+Bingは逆になるので、ますますGoogleはYAHOO!+Bingにおいていかれることになる。
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MSはYAHOO!を買収しようとしていたわけだから、驚くような事態ではないのだが、YAHOO!のYST検索エンジンがBingになることは驚きである。
また、世界中でただ1国、Googleに首位を許していないYAHOO! JAPANの検索エンジンもBingになることをソフトバンクの孫君もほのめかしている。
これがすごいことである。
Bingの検索結果は、リリース当時と違い、短期間の間にチューニングが施されたようで、日本人による日本語検索との違和感が解消されてきた。
現在、日本人による日本語検索結果としての満足度は、Bing、YAHOO!、Googleの順である。Live Searchの性能が余りにもお粗末で、検索エンジンとは呼べないような代物であったことを考えると、飛躍的な進歩だといえる。
ところが、提携の理由を見ると、MSはYAHOO!の検索エンジン技術を欲してであり、YAHOO!は広告収入の伸び悩みを解消するためだという。
Bingの性能からすると、いまさらYAHOO!と提携する必要もなさそうだし、むしろ、MSの方がYAHOO!の検索連動型広告Overtureによる広告収入の増が望めそうな気がするのだが・・・。
いずれにしても、この提携がGoogle対策であることは明白で、MSからするとChrome Browser、Chrome OSなどでIE、Windowsを追撃してくるGoogleの本業である検索エンジン分野で一矢報いようというのも的が外れているような気がする。
しかし、検索エンジンのシェア挽回を図りたいという悲願達成の向けて1歩踏み出したことは確かである。
YAHOO!からすると、圧倒的に水を空けられているGoogleに対してBingとの提携によって多少のシェア増が望まれるが、広告収入がこれによって急増するとは思えないのだが、アメリカの事情は違うのだろう。
アメリカにおけるGoogleのシェアは65%。YAHOO!+Bingで30%。この比率、日本ではGoogle とYAHOO!+Bingは逆になるので、ますますGoogleはYAHOO!+Bingにおいていかれることになる。
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2009年7月14日火曜日
vol.104 Google政治参加の意図
不気味な記事がCNETに掲載されている。「未来を選ぼう2009」というGoogleのプロジェクトに関する記事である。
選挙関連情報を提供するブログで、今度の衆院選をサポートするためのプロジェクトだそうである。
このプロジェクトの主役は「Googleモデレータ」というBBSである。現在は英語版のみだが日本語版を衆院選に合わせて作成すると言うタイミングの良さ。
これを電通がやるのなら分かり易いのだが、なんでGoogleなのか?
Google社長の辻野氏はこのプロジェクトを立ち上げた理由を、「選挙のときに候補者の客観的情報を手に入れやすくするため」と説明しているが、再び、なんでGoogleなの?と思う。
日本政府がやってもおかしくないことを外資の検索会社がやるのはなぜだろう?
Googleモデレータでやり取りされる内容は、立候補者、政党、政治団体と有権者との情報交換である。危険危険。日本人の政治意識、関心度、政党、政治団体の本音、有権者の本音・・・。
政治版Twitterである。
こりゃ、NHKの出口調査どころではない。事前に衆院選の趨勢も分かるだろうし、その方向を意図的に変えることもできなくはない。Google八分に見られるとおり、世論操作はGoogleのお手の物、これから選挙マーケティングの有効なツールになっていくだろう。
しかし、それにしても、これを放置する日本国って、情報治外法権下にある超後進国なんじゃないかしらん。そういえば確か、日本政府のコンサル会社は、アンダーセン・コンサルティングだった時代があったな。
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これを電通がやるのなら分かり易いのだが、なんでGoogleなのか?
Google社長の辻野氏はこのプロジェクトを立ち上げた理由を、「選挙のときに候補者の客観的情報を手に入れやすくするため」と説明しているが、再び、なんでGoogleなの?と思う。
日本政府がやってもおかしくないことを外資の検索会社がやるのはなぜだろう?
Googleモデレータでやり取りされる内容は、立候補者、政党、政治団体と有権者との情報交換である。危険危険。日本人の政治意識、関心度、政党、政治団体の本音、有権者の本音・・・。
政治版Twitterである。
こりゃ、NHKの出口調査どころではない。事前に衆院選の趨勢も分かるだろうし、その方向を意図的に変えることもできなくはない。Google八分に見られるとおり、世論操作はGoogleのお手の物、これから選挙マーケティングの有効なツールになっていくだろう。
しかし、それにしても、これを放置する日本国って、情報治外法権下にある超後進国なんじゃないかしらん。そういえば確か、日本政府のコンサル会社は、アンダーセン・コンサルティングだった時代があったな。
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2009年7月2日木曜日
vol.103 朝日新聞社、CNET、ZDNETを買収
7月1日付けで、表題の発表がCNET自体に掲載された。
新聞紙に見切りを付け、ウェブの売れ筋を買いに走ったという見方もできる。が、目の付け所は間違ってはいない。今、IT系の媒体で、読むに価するのは、CNETぐらいなものであるから。
しかし、すべての新聞が広告主から見放された理由はただ1つ、オピニオンの欠如である。オピニオンとは、各媒体社にとってはコンセプトであり、レーゾンデーテルである。
これを放棄し、現場主義を忘れ、記者クラブでのメモ書き、海外ニュースのリソースを偏差値教育よろしく横並びで掲載してきた。
広告主は、オピニオンのない、差別化のできない、媒体とも呼べない新聞にこぞって背を向けた。これによって広告依存のビジネスモデルが揺らぎ始めたところにYAHOO!、Googleの外資系2社の検索サイトと検索連動型広告が追い討ちをかけ、止めを刺した格好である。
この現象は、媒体が検索によって取って代わられたとも、媒体広告が検索広告に駆逐されたともいえる。
このことからも、媒体の拡充では起死回生は遠く、もう手遅れのところまできている。
新聞社が、100年にわたる広告依存モデルに代わるビジネスモデルに乗り換えられない以上、媒体広告のCTR0.01%対検索連動型広告のCTR5%では勝負にすらならないのだから、広告主を取り戻すことはできない。
やるのなら、YAHOO!、Googleに真っ向から勝負を挑むことこそ天晴れ日本男児の晴れ姿といえよう。
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新聞紙に見切りを付け、ウェブの売れ筋を買いに走ったという見方もできる。が、目の付け所は間違ってはいない。今、IT系の媒体で、読むに価するのは、CNETぐらいなものであるから。
しかし、すべての新聞が広告主から見放された理由はただ1つ、オピニオンの欠如である。オピニオンとは、各媒体社にとってはコンセプトであり、レーゾンデーテルである。
これを放棄し、現場主義を忘れ、記者クラブでのメモ書き、海外ニュースのリソースを偏差値教育よろしく横並びで掲載してきた。
広告主は、オピニオンのない、差別化のできない、媒体とも呼べない新聞にこぞって背を向けた。これによって広告依存のビジネスモデルが揺らぎ始めたところにYAHOO!、Googleの外資系2社の検索サイトと検索連動型広告が追い討ちをかけ、止めを刺した格好である。
この現象は、媒体が検索によって取って代わられたとも、媒体広告が検索広告に駆逐されたともいえる。
このことからも、媒体の拡充では起死回生は遠く、もう手遅れのところまできている。
新聞社が、100年にわたる広告依存モデルに代わるビジネスモデルに乗り換えられない以上、媒体広告のCTR0.01%対検索連動型広告のCTR5%では勝負にすらならないのだから、広告主を取り戻すことはできない。
やるのなら、YAHOO!、Googleに真っ向から勝負を挑むことこそ天晴れ日本男児の晴れ姿といえよう。
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2009年6月13日土曜日
vol.102 QSO&QIO
タイトルの意味が分かる方は相当リスティング広告に入れ込んでいる方です。(笑)
QSは、Quality Score、QIは、Quality Index。前者がAdwords、後者がOvertureの広告品質指標である。
似た様なものだが微妙に違う。結構敏感に反応するのがQI、そうでもないのがQS。でも反応の仕方は同じ。
何に反応するのかというと、キーワードとT&Dの整合性。
キーワードとT&Dを整合性のないものにしてみるとこれはもう、そこまで過剰に反応することないだろうというくらいに過敏に反応する。
どちらともCTRにして、2%程度は落ちる。
これは、検索者が、いかにキーワードに依存しているかを示す端的な例である。つまり、自分が検索したキーワードが、広告のタイトルに含まれているものをクリックすることを示している。(含まれている部分がボールドで表示される)
これと呼応して、掲載順位を下げ、同時に入札価格を上げるのがQS、QIというアルゴリズムである。
どれくらい上がるかというと、最低100円~最高500円程度まで。
整合性のないT&Dを持つ広告の掲載順位を上げるには、入札価格を上げるしか上位表示させる手段はない。
仕方ないので、T&Dにキーワードとの整合性を持たせると、すぐに元に戻る。
しかし、結局このアルゴリズム、上位表示させて入札価格を下げる代わりに沢山クリックされることになるので、結果、広告費は高かった入札価格で少ししかクリックされなかったときよりも高くなる。
では、CVはどうか。
CTRの1/10~1/20程度がCVRになるので、結局CTRが高い方がCVRも高くなる。
要は、リスティング広告とは、金持ちでなければ沢山のCVは取れないということになる。
さて、QSO&QIOとは、Quality Score Optimization、Quality Index Optimizationのことであるが、その方法とは、無力な広告主にとって、今のところ可能な限り沢山のキーワードをT&Dに詰め込む以外に手はなさそうである。
情けない。
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QSは、Quality Score、QIは、Quality Index。前者がAdwords、後者がOvertureの広告品質指標である。
似た様なものだが微妙に違う。結構敏感に反応するのがQI、そうでもないのがQS。でも反応の仕方は同じ。
何に反応するのかというと、キーワードとT&Dの整合性。
キーワードとT&Dを整合性のないものにしてみるとこれはもう、そこまで過剰に反応することないだろうというくらいに過敏に反応する。
どちらともCTRにして、2%程度は落ちる。
これは、検索者が、いかにキーワードに依存しているかを示す端的な例である。つまり、自分が検索したキーワードが、広告のタイトルに含まれているものをクリックすることを示している。(含まれている部分がボールドで表示される)
これと呼応して、掲載順位を下げ、同時に入札価格を上げるのがQS、QIというアルゴリズムである。
どれくらい上がるかというと、最低100円~最高500円程度まで。
整合性のないT&Dを持つ広告の掲載順位を上げるには、入札価格を上げるしか上位表示させる手段はない。
仕方ないので、T&Dにキーワードとの整合性を持たせると、すぐに元に戻る。
しかし、結局このアルゴリズム、上位表示させて入札価格を下げる代わりに沢山クリックされることになるので、結果、広告費は高かった入札価格で少ししかクリックされなかったときよりも高くなる。
では、CVはどうか。
CTRの1/10~1/20程度がCVRになるので、結局CTRが高い方がCVRも高くなる。
要は、リスティング広告とは、金持ちでなければ沢山のCVは取れないということになる。
さて、QSO&QIOとは、Quality Score Optimization、Quality Index Optimizationのことであるが、その方法とは、無力な広告主にとって、今のところ可能な限り沢山のキーワードをT&Dに詰め込む以外に手はなさそうである。
情けない。
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2009年6月2日火曜日
vol.101 bingって何?
昨日からLive Searchに変わって、bing(KUMOはやめたらしい)というマイクロソフトの新しい検索エンジンのβ版が稼動し始めた。
でも、その精度は、やっぱりマイクロソフトならではのすっ呆けた検索結果で昔のLive Searchと変わらない。
うわさでは、YAHOO!のエンジンに似てくるということだったが、むしろ、Googleの癖に似ている。
2つのキーワードの組み合わせワードの前後を入れ替えても同じワードと認識する。つまり、2語キーワード入力と同じものとしてバラバラに認識する癖である。
Live Searchはむちゃくちゃで、検索ワードと関係のない検索結果を平気で表示するなど、まともな検索エンジンではなかったので、Google並になってきたというのは評価すべき点ではあるが・・・。
また、精度の低さを補うために、検索ワードを追加できるようにしたが、所詮その検索ワードの検索結果が追加されるだけで、「複合検索」されているわけではない。
この程度のエンジン、今更リリースして何か意味があるのだろうか?BEINGで転職先を探した方がいいのではないだろうか。
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でも、その精度は、やっぱりマイクロソフトならではのすっ呆けた検索結果で昔のLive Searchと変わらない。
うわさでは、YAHOO!のエンジンに似てくるということだったが、むしろ、Googleの癖に似ている。
2つのキーワードの組み合わせワードの前後を入れ替えても同じワードと認識する。つまり、2語キーワード入力と同じものとしてバラバラに認識する癖である。
Live Searchはむちゃくちゃで、検索ワードと関係のない検索結果を平気で表示するなど、まともな検索エンジンではなかったので、Google並になってきたというのは評価すべき点ではあるが・・・。
また、精度の低さを補うために、検索ワードを追加できるようにしたが、所詮その検索ワードの検索結果が追加されるだけで、「複合検索」されているわけではない。
この程度のエンジン、今更リリースして何か意味があるのだろうか?BEINGで転職先を探した方がいいのではないだろうか。
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2009年5月29日金曜日
vol.100 Googleの不思議な機能 その2
先に、GoogleIDでログインすると、検索結果を思い通り操作できる機能について述べたが、どうやらその目的が見えてきた。
それは、以下のように結論付けられるのではないだろうか?
1、Google検索エンジンの精度向上の放擲
2、GoogleのAdWords、AdSenseのための媒体化
3、ロボットアルゴリズムから人力アルゴリズムの採用
実は、Google検索エンジンの精度は、YAHOO!に比べて劣っている。同じキーワードで検索してみればそれは良く分かる。
たとえば、YAHOO!は、A+BとB+Aで出来たキーワードを同じとは見なさないのに、Googleでは同一キーワードになる。
リンク+アド=リンクアド、アド+リンク=アドリンク、であるが、YAHOO!はこの2つのキーワードは別のキーワードとして認識するが、Googleは同一のキーワードとして認識する。
ついでにMSNのLive Serchは、どちらとも認識できない。KUMOとかいうエンジンを6月にリリースするようだが、クラウドに引っ掛けたのかどうなのか雲をつかむような話である。(笑)
さて、話を元に戻して、その機能である。
望ましい位置に移動させたり、気に入らない検索結果を削除したりした個人の履歴をトラッキングしてデータとしてためると同時に共有出来るようになっている。
これらのサンプル数が100万、1000万、1億と増えていけばそれなりの結果がでて来ることだろう。AMAZONの書籍レコメンドもこの理屈と同じで、母数が増えていけばそれなりの精度をもって来る。
要するに、「みんなで選ぶ検索結果ランキング」である。
現在のロボットアルゴリズムとSEO施策とによって捻じ曲げられた検索結果が、ユーザーが自分の都合のいいように検索結果を操作しているうちにそれなりのものになっていくのだろう。
さらに、この結果にAdWordsを表示するようにすれば、広告効果も向上していくだろう。
ロボットアルゴリズムの限界を打破するのは、人力アルゴリズムになるのかもしれない。
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それは、以下のように結論付けられるのではないだろうか?
1、Google検索エンジンの精度向上の放擲
2、GoogleのAdWords、AdSenseのための媒体化
3、ロボットアルゴリズムから人力アルゴリズムの採用
実は、Google検索エンジンの精度は、YAHOO!に比べて劣っている。同じキーワードで検索してみればそれは良く分かる。
たとえば、YAHOO!は、A+BとB+Aで出来たキーワードを同じとは見なさないのに、Googleでは同一キーワードになる。
リンク+アド=リンクアド、アド+リンク=アドリンク、であるが、YAHOO!はこの2つのキーワードは別のキーワードとして認識するが、Googleは同一のキーワードとして認識する。
ついでにMSNのLive Serchは、どちらとも認識できない。KUMOとかいうエンジンを6月にリリースするようだが、クラウドに引っ掛けたのかどうなのか雲をつかむような話である。(笑)
さて、話を元に戻して、その機能である。
望ましい位置に移動させたり、気に入らない検索結果を削除したりした個人の履歴をトラッキングしてデータとしてためると同時に共有出来るようになっている。
これらのサンプル数が100万、1000万、1億と増えていけばそれなりの結果がでて来ることだろう。AMAZONの書籍レコメンドもこの理屈と同じで、母数が増えていけばそれなりの精度をもって来る。
要するに、「みんなで選ぶ検索結果ランキング」である。
現在のロボットアルゴリズムとSEO施策とによって捻じ曲げられた検索結果が、ユーザーが自分の都合のいいように検索結果を操作しているうちにそれなりのものになっていくのだろう。
さらに、この結果にAdWordsを表示するようにすれば、広告効果も向上していくだろう。
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