たった6年前にはまだ夢であったことが、今は現実となって目の前にある。しかし、まだ何かが違う、と思う。
1985年頃、アメリカではじめて今の日本のケータイ電話と殆ど変わらないケータイ電話(富士通製だった)を見てから5年も待たされてやっと日本に導入されたが、最初にNTTが導入したものは、アメリカで見たものとは似ても似つかない代物だった。値段も当時の自動車電話並の異常なものだった。(月10万ほどだった)
その後、また5年ほど経ってNTTがdocomoを発売した。が、異常な値段は据え置かれたままだった。そして、10年以上経った今もいまだに異常な値段のままだ。
2002年、YAHOO!BBでADSLの定額料金を実現した孫君が、引き続いてIPケータイに参入するのを待っていたが、ついに実現しないまま彼はボーダフォンを買収し、ケータイ屋に収まってしまった。
IPケータイのモデルは2000年にはできていたはずだが、ケータイキャリア各社は、ケータイにPDAの機能やビデオやカメラの機能を突っ込んで食いつないだ。そのせいでホットスポットは普及しないまま今に至っている。
そして今、孫君がやるべきだった定額ケータイをEモバイルがやっている。そのCMのキーワードは「ありえない」である。孫君が8年前に目論んだことを実現したから「ありえない」のか?
わたしは、ケータイがいまだに定額でないことの方が「ありえない」と思っているのだが。
そもそも、パケット通信料などという詐欺をいつまで続けるのか?インターネットが従量制であったYAHOO!BB以前の状態(月6万くらいの電話料金を支払っていた)のまま、ケータイキャリアは詐欺を続けている。
IPケータイはADSL同様、当然のことながら定額である。それをEモバイルは実現しただけのことである。
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2008年5月6日火曜日
2008年4月23日水曜日
vol.67 T&Dは毎日更新?
リスティング広告のT&Dの更新頻度はどのくらいの期間でおこなっていますか?
1年?×。半年?×。3ヶ月?×。1ヶ月?△。1週間?○。毎日?◎。
どんなに長くても1週間で変更するのが正しい。試しに、impの多い順に並べてみてください。上位impのキーワードが今のT&Dに反映されていますか?
キーワードとT&Dの整合性こそがQS、QIの原点だし、CTRを上げる必要十分条件です。
毎日管理画面を見て、100以上のimpに対して1件(つまり1%)のクリックもない広告グループは即チェックして即変更。
また、どの広告グループにその傾向が強いかどうかも、キーワード群をA、Bに分類することによって明確になります。
CVがあればそのキーワードは即削除して、CVAまたはCVBの広告グループに移動。
これを繰り返していくと、CV広告グループでのみCVが発生するようになる。ここまでくれば、ブルペンワードはもう要らない。
CTRは5%以上、CVRは0.5%以上になるだろう。
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1年?×。半年?×。3ヶ月?×。1ヶ月?△。1週間?○。毎日?◎。
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キーワードとT&Dの整合性こそがQS、QIの原点だし、CTRを上げる必要十分条件です。
毎日管理画面を見て、100以上のimpに対して1件(つまり1%)のクリックもない広告グループは即チェックして即変更。
また、どの広告グループにその傾向が強いかどうかも、キーワード群をA、Bに分類することによって明確になります。
CVがあればそのキーワードは即削除して、CVAまたはCVBの広告グループに移動。
これを繰り返していくと、CV広告グループでのみCVが発生するようになる。ここまでくれば、ブルペンワードはもう要らない。
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2008年4月20日日曜日
vol.66 ランディングページはなぜ効かないのか
SEO屋さんの悪口を言ったついでに、今度はランディングページ屋さんの悪口を。
この連中もコンバージョンを取るのがランディングページであるという認識がない。いまどき、ウェブページの回遊性を高めることがいいことだ、と言うのだから10年以上遅れている。
ランディングページは、直帰率80%、90%が普通である。色々なページを回遊してもらって結果離脱してもらっては意味がないのである。
リスティング広告もランディングページもスクリーニング機能を持つ。CTRが平均2%程度のリスティング広告では、98%もが直帰しているではないか。
この2%の中のさらに10%程度がコンバージョンするわけで、結果、CVRは0.2%程度である。つまり、ランディングページの直帰率は98%であるということになる。
最後にもう1度、ランディングページの役割は、スクリーニング機能を持たせ、2%の確信犯をコンバージョンさせるためにあるのである。
直帰率20%のとんでもないランディングページを作ってませんか?そりゃ効かないでしょう。(笑)
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ランディングページは、直帰率80%、90%が普通である。色々なページを回遊してもらって結果離脱してもらっては意味がないのである。
リスティング広告もランディングページもスクリーニング機能を持つ。CTRが平均2%程度のリスティング広告では、98%もが直帰しているではないか。
この2%の中のさらに10%程度がコンバージョンするわけで、結果、CVRは0.2%程度である。つまり、ランディングページの直帰率は98%であるということになる。
最後にもう1度、ランディングページの役割は、スクリーニング機能を持たせ、2%の確信犯をコンバージョンさせるためにあるのである。
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2008年4月6日日曜日
vol.65 コンバージョンしなければSEOではない
上位表示することが仕事である間は、SEO屋さんは楽な商売である。
ところが、上位表示されてもコンバージョンは取れない。つまり、上位表示されてもクリックされなくなってきたのである。
SEOはランクインすれば課金されるわけだが、これではSEOのROIは低下する一方である。
リスティング広告が、コンバージョンワード&検索ワードとの整合性を持たせた広告を1週間単位で頻繁に更新するのに対し、SEOはのんびりと3ヶ月以上をかけて上位表示を目指す。
ところが、上位表示されたときにはリスティング広告のコンバージョンワード&検索ワードとは違うキーワードでの上位表示となっているのである。
つまり、「上位表示されているSEOキーワードでは検索されていない」ということになる。
これが、「クリックされない理由」である。クリックされないのだからコンバージョンするはずがないのは自明のことである。
では、どうすればいいのか?
理想は、
1、リスティング広告と同じ頻度でリスティング広告で有効なキーワードにSEOキーワードを変更する。
さらに、
2、SEOのT&Dもリスティング広告の更新頻度に合わせて同じになるように更新する。
「そんなことをすれば上位表示される暇がありませんよ」とSEO屋さんはいうが、「昔のキーワードではどうせクリックされないのだから上位表示されても意味がない」のである。
ま、そこまで乱暴なことをやるとなると自社でSEOをやるしかないということになるのだろうが、3ヶ月で見直しは長いスパンといえるだろう。
サーチエンジンを振り回すのがSEO屋なのだから、検索されもしない死語のキーワードでの上位表示で課金してもらっては困る。
SEOにも、確実にクリックされ、確実にコンバージョンさせるためのテクニックこそが今求められているのである。
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ところが、上位表示されたときにはリスティング広告のコンバージョンワード&検索ワードとは違うキーワードでの上位表示となっているのである。
つまり、「上位表示されているSEOキーワードでは検索されていない」ということになる。
これが、「クリックされない理由」である。クリックされないのだからコンバージョンするはずがないのは自明のことである。
では、どうすればいいのか?
理想は、
1、リスティング広告と同じ頻度でリスティング広告で有効なキーワードにSEOキーワードを変更する。
さらに、
2、SEOのT&Dもリスティング広告の更新頻度に合わせて同じになるように更新する。
「そんなことをすれば上位表示される暇がありませんよ」とSEO屋さんはいうが、「昔のキーワードではどうせクリックされないのだから上位表示されても意味がない」のである。
ま、そこまで乱暴なことをやるとなると自社でSEOをやるしかないということになるのだろうが、3ヶ月で見直しは長いスパンといえるだろう。
サーチエンジンを振り回すのがSEO屋なのだから、検索されもしない死語のキーワードでの上位表示で課金してもらっては困る。
SEOにも、確実にクリックされ、確実にコンバージョンさせるためのテクニックこそが今求められているのである。
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2008年3月16日日曜日
vol.64 検索連動型広告のチューニングその2
チューニングをやりやすくするために箱を沢山作っている。
1、まず、キーワードを仕分けする箱。
これは、2つ用意している。理由は、マーケティング上キーワードは2つに分類できるから。
1、商品特長ワード
2、消費者利便性ワード
2、コンバージョンワードを仕分けする箱
これも2つになる。
1、商品特長ワードからのコンバージョンワード
2、消費者利便性ワードからのコンバージョンワード
3、SEOワードを仕分けする箱
上記の合計5つの箱である。
キーワードを仕分けすることによって、商品に対するユーザーニーズがはっきりと分かる。
商品の探し方には段階がある。購買心理の5段階である。このどの段階にあるのかによって検索ワードが変化する。
また、商品提供者は商品特長によって商品を語るが、消費者は利便性によって商品を語る。したがって、商品開発担当と消費者の検索ワードは自ずから異なる。
これらがたった5つの箱をつくるだけで一目瞭然になる。やってみてください。
しかし、実はこれらは苦肉の策。管理画面にたった1つフィールドを増やして記号を付けられるようにするだけで箱を作る必要もないし、コンバージョンワードを誤って削除することもない。
1、商品特長ワード→A
2、消費者利便性→B
3、商品特長コンバージョンワード→A☆
4、消費者利便性コンバージョンワード→B☆
5、SEOワード→SEO
また、カラー化すればもっと分かりやすい。
データベースを作る人間のセンスのなさか、管理画面を使う人間に対するリサーチ不足か全く役に立たない管理画面である。
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1、商品特長ワード
2、消費者利便性ワード
2、コンバージョンワードを仕分けする箱
これも2つになる。
1、商品特長ワードからのコンバージョンワード
2、消費者利便性ワードからのコンバージョンワード
3、SEOワードを仕分けする箱
上記の合計5つの箱である。
キーワードを仕分けすることによって、商品に対するユーザーニーズがはっきりと分かる。
商品の探し方には段階がある。購買心理の5段階である。このどの段階にあるのかによって検索ワードが変化する。
また、商品提供者は商品特長によって商品を語るが、消費者は利便性によって商品を語る。したがって、商品開発担当と消費者の検索ワードは自ずから異なる。
これらがたった5つの箱をつくるだけで一目瞭然になる。やってみてください。
しかし、実はこれらは苦肉の策。管理画面にたった1つフィールドを増やして記号を付けられるようにするだけで箱を作る必要もないし、コンバージョンワードを誤って削除することもない。
1、商品特長ワード→A
2、消費者利便性→B
3、商品特長コンバージョンワード→A☆
4、消費者利便性コンバージョンワード→B☆
5、SEOワード→SEO
また、カラー化すればもっと分かりやすい。
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2008年3月9日日曜日
vol.63 検索連動型広告のチューニングその1
今年に入って検索連動型広告のチューニングをやっている。
チューニングといっても、その方法は以下の3つである。
1、CVを沢山取る
2、ROIを目標値に収める
3、予算内で実施する
そして、いずれもうまくいっていない。
2年前、2007年のCV数を見て愕然とする。現状のなんと2.5倍のCV数を稼いでいた・・・。しかも予算は同等である。つまり、逆の言い方をすると2.5分の1のROIになったということである。
その理由にはコンペティターの増加が挙げられるだろう。このせいで、入札価格は3年前の2倍どころの比ではない。
さらには、QS、QIの導入によって、インプレッションすらままならない時代になっているわけで、CVどころか、それ以前のクリックすらされないワードがごろごろ出てきた。
ADWSは、非掲載にしておいて600円にしろ、1200円にしろ、ならば掲載してやるといい、OVTは勝手に掲載停止にしてしまう。
傲慢さにますます拍車が掛かった感じが否めない。
それでも何とかしようとするのが広告担当者で、いじましい努力を重ねるわけだが、その努力が実ったという話は聞かない。QS、QIを意識して、CTRを上げるだけのことである。
キーワードを精査し、広告を精査し、LPのリニューアルを繰り返しても思うほどの効果は上がらない。
検索は確かに存在し、クリックはあり、課金は粛々と行われている。
ところで、本当にクリックされているのだろうか?(笑)
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そして、いずれもうまくいっていない。
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その理由にはコンペティターの増加が挙げられるだろう。このせいで、入札価格は3年前の2倍どころの比ではない。
さらには、QS、QIの導入によって、インプレッションすらままならない時代になっているわけで、CVどころか、それ以前のクリックすらされないワードがごろごろ出てきた。
ADWSは、非掲載にしておいて600円にしろ、1200円にしろ、ならば掲載してやるといい、OVTは勝手に掲載停止にしてしまう。
傲慢さにますます拍車が掛かった感じが否めない。
それでも何とかしようとするのが広告担当者で、いじましい努力を重ねるわけだが、その努力が実ったという話は聞かない。QS、QIを意識して、CTRを上げるだけのことである。
キーワードを精査し、広告を精査し、LPのリニューアルを繰り返しても思うほどの効果は上がらない。
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2008年2月16日土曜日
vol.62 マイクロソフトのYAHOO!買収劇
アメリカの話だが、マイクロソフトが、YAHOO!を買収するそうである。
マイクロソフトの検索エンジンはもういくらがんばっても、YAHOO!にもGoogleに勝てないことは証明済みであることを改めて証明する事件である。(ほんと眠たい検索結果が出る)
自社開発の検索エンジンを放棄し、YAHOO!を買収するということは、日本では意味がある。なぜなら、日本では、ダントツの首位を占めているのがYAHOO!だからである。
ところが、日本以外の国ではGoogleがデファクトスタンダード検索エンジンである。もちろんアメリカにおいても。
ここにマイクロソフトのしょぼい戦略を見ることが出来る。おまけに、買収価格が安いと株主からいわれている。
ところが、株主もクールなもので、安いといっているのは自分の所有株を単純に高く売りたいブラフにすぎない。
となると、この流れは止まらない。多分、マイクロソフトは、YAHOO!USを買収することになるだろう。
しかし、この戦略はしょぼい。現状を補完する戦略=強者の戦略であって、弱者の戦略ではない。YAHOO!買収は、「打倒Google」戦略にはならないからである。
※懐かしのIT幕開け時代のブログ→eConsultant's POV2000
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ところが、日本以外の国ではGoogleがデファクトスタンダード検索エンジンである。もちろんアメリカにおいても。
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ところが、株主もクールなもので、安いといっているのは自分の所有株を単純に高く売りたいブラフにすぎない。
となると、この流れは止まらない。多分、マイクロソフトは、YAHOO!USを買収することになるだろう。
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