2008年3月16日日曜日

vol.64 検索連動型広告のチューニングその2

チューニングをやりやすくするために箱を沢山作っている。

1、まず、キーワードを仕分けする箱。
これは、2つ用意している。理由は、マーケティング上キーワードは2つに分類できるから。
1、商品特長ワード
2、消費者利便性ワード

2、コンバージョンワードを仕分けする箱
これも2つになる。
1、商品特長ワードからのコンバージョンワード
2、消費者利便性ワードからのコンバージョンワード

3、SEOワードを仕分けする箱

上記の合計5つの箱である。

キーワードを仕分けすることによって、商品に対するユーザーニーズがはっきりと分かる。
商品の探し方には段階がある。購買心理の5段階である。このどの段階にあるのかによって検索ワードが変化する。

また、商品提供者は商品特長によって商品を語るが、消費者は利便性によって商品を語る。したがって、商品開発担当と消費者の検索ワードは自ずから異なる。

これらがたった5つの箱をつくるだけで一目瞭然になる。やってみてください。

しかし、実はこれらは苦肉の策。管理画面にたった1つフィールドを増やして記号を付けられるようにするだけで箱を作る必要もないし、コンバージョンワードを誤って削除することもない。

1、商品特長ワード→A
2、消費者利便性→B
3、商品特長コンバージョンワード→A☆
4、消費者利便性コンバージョンワード→B☆
5、SEOワード→SEO

また、カラー化すればもっと分かりやすい。

データベースを作る人間のセンスのなさか、管理画面を使う人間に対するリサーチ不足か全く役に立たない管理画面である。

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2008年3月9日日曜日

vol.63 検索連動型広告のチューニングその1

今年に入って検索連動型広告のチューニングをやっている。

チューニングといっても、その方法は以下の3つである。

1、CVを沢山取る
2、ROIを目標値に収める
3、予算内で実施する

そして、いずれもうまくいっていない。

2年前、2007年のCV数を見て愕然とする。現状のなんと2.5倍のCV数を稼いでいた・・・。しかも予算は同等である。つまり、逆の言い方をすると2.5分の1のROIになったということである。

その理由にはコンペティターの増加が挙げられるだろう。このせいで、入札価格は3年前の2倍どころの比ではない。

さらには、QS、QIの導入によって、インプレッションすらままならない時代になっているわけで、CVどころか、それ以前のクリックすらされないワードがごろごろ出てきた。

ADWSは、非掲載にしておいて600円にしろ、1200円にしろ、ならば掲載してやるといい、OVTは勝手に掲載停止にしてしまう。

傲慢さにますます拍車が掛かった感じが否めない。

それでも何とかしようとするのが広告担当者で、いじましい努力を重ねるわけだが、その努力が実ったという話は聞かない。QS、QIを意識して、CTRを上げるだけのことである。

キーワードを精査し、広告を精査し、LPのリニューアルを繰り返しても思うほどの効果は上がらない。

検索は確かに存在し、クリックはあり、課金は粛々と行われている。

ところで、本当にクリックされているのだろうか?(笑)

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2008年2月16日土曜日

vol.62 マイクロソフトのYAHOO!買収劇

アメリカの話だが、マイクロソフトが、YAHOO!を買収するそうである。

マイクロソフトの検索エンジンはもういくらがんばっても、YAHOO!にもGoogleに勝てないことは証明済みであることを改めて証明する事件である。(ほんと眠たい検索結果が出る)

自社開発の検索エンジンを放棄し、YAHOO!を買収するということは、日本では意味がある。なぜなら、日本では、ダントツの首位を占めているのがYAHOO!だからである。

ところが、日本以外の国ではGoogleがデファクトスタンダード検索エンジンである。もちろんアメリカにおいても。

ここにマイクロソフトのしょぼい戦略を見ることが出来る。おまけに、買収価格が安いと株主からいわれている。

ところが、株主もクールなもので、安いといっているのは自分の所有株を単純に高く売りたいブラフにすぎない。

となると、この流れは止まらない。多分、マイクロソフトは、YAHOO!USを買収することになるだろう。

しかし、この戦略はしょぼい。現状を補完する戦略=強者の戦略であって、弱者の戦略ではない。YAHOO!買収は、「打倒Google」戦略にはならないからである。

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2008年2月11日月曜日

vol.61 ウェブ広告のメディアミックスその1

ウェブ広告のメディアミックスについての考察。

メディアミックスで広告のシナジー効果を考図ろうかという広告主は、多分、以下のファクターを網羅したいと考えるだろう。

1、SEO
2、PPC(最近はCPCとか言うのでややこしい)
3、LPO


4、ウェブメディア
5、アフィリエート

ところが、これがどうもうまくいかないのだろうとこの5年ほど考えてきたが、どうやらターゲットが違うことがその根本原因であるらしい。

つまり、SEOでオーガニック検索で上位表示されたものをクリックするターゲットと、PPCで上位表示された広告をクリックするターゲットとは違うのである。

また、同じPPCなのにovertureとAdWordsとでは明らかにクリックワードが違う。それだけではなく、コンバージョンワードが違う。

これは由々しき問題である。つまり、同じPPCであっても、overtureとAdWordsとは別媒体であって、別ターゲットが存在することを意味する。

であるならば、LPO戦略が1つであっていい訳はない。overtureのLPとAdWordsのLPは違わなければならないのである。

なぜなら、それは、ターゲットのアクションが以下のようになされるという理由による。

1、キーワードを入力→広告が表示→2、キーワードと整合性のある広告をクリック→3、広告と整合性のあるLPであることを確認→4、申し込みフォームをクリック→5、LPと申し込みフォームの整合性を確認→6、送信

1、→6、までのアクションをターゲットにスムーズに行わせるためには、一気通貫の一貫性が欠かせない。ターゲットは、いまやそうそうだまされないのである。

3年前にLPを作ったらコンバージョンが2倍になったという話は懐かしい思い出である。また、5年前は高くても2000円程度だった入札単価も高騰して、1クリック5000円、6000円などザラである。

貧乏会社に取ってはPPCなど遠い媒体になってしまうであろうか・・・・。

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2008年2月3日日曜日

vol.60 overture&AdWords

SEOとの相乗効果を狙って、リスティング広告にSEOワードを追加して、新しい広告グループを設定し新規の広告も作成した。

両方の管理画面を並べて、overtureに作った新しい広告のT&DをAdWordsにC&Pして、AdWordsにある表示URLとリンク先URLをC&Pして一部修正するという方法で作成していくと相互補完性があって楽に作れる。

さて、そうして登録しようとすると、ご存知AdWordsのおせっかいが始まって、「キーワードが非表示」と言ってくる。それも300円で入札しようとしているのに、600円にしろ、1200円にしろ、と法外な金額を押し付けてくる。

SEOワードを非表示にするというのもおかしな話なので、表示すべきかあきらめるべきかで悩むことになる。

一方、overtureの方は「一旦は表示」される。ところが、これが曲者で、翌日、「広告が非表示」になっていたり、キーワードが非表示になっていたりすることがザラにある。

それも、「審査を行わせていただきました」で始まるメールの文面も、管理画面に表示された非表示の理由ももほとんど意味不明。

馬鹿ロボットのやることだから全く要領を得ない。理不尽そのもの(ロボットのロボットたる所以)である。そして、やり場のない怒りに駆られる・・・。

ロボット慣れした広告担当は、T&Dの1文字を修正して再審査にかけるのが日常化している・・・。

だが、これもおかしな話で、どこがどうだからこうしろというのが筋であり、金をとっておきながら、ああせー、こーせー、はおこがましいことこの上ない。まったく、何様だとおもっているのか・・・。

というのが、リスティング広告に対する大方の広告担当の意見ではないだろうか?こんな広告にいつまで付き合わされるのだろうか?

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2008年1月18日金曜日

vol.59 1年で100ドルにもならない

2007年4月からAdSenseを自サイトで実施している。

で、今月で10ヶ月になるのだが、この間35ドルの収入。月平均3.5ドルということになる。同時にリスティング広告を月1万円ほど実施しているので、当然逆ザヤになってしまう。100ドルの換金下限に達するのに3年は掛かりそうである。

聞くところによると、月100ドル以上稼ぐのは常識らしいので、なんともはやである。(笑)しかし、真っ当にやればこの程度のものだろう。

アフィリエートにはクリック詐欺がつきものである。専門にクリックする会社もあるくらいで、IPを変えて滞在時間も計算し、いかにも広告に興味がある人がクリックしたように見せかけるわけである。

これをリスティング広告でやられたら、CTRなど一気にぶっ飛ぶ。ぶっ飛ぶだけでなく、広告主はいい面の皮である。詐欺に広告費を払い、おまけにこれをベースにした金額の⒛%のマークアップを広告代理店に払っているのだから・・・。

所詮IPでしかトラッキングできないアフィリエートシステム。破綻するのは時間の問題だろう。そして、これと裏表の関係にあるリスティング広告の信憑性が崩壊するのも時間の問題だろう。

ROIの高い広告として認知されているリスティング広告だが、2008年は「広告の質」が広告会社の論理ではなく、消費者、広告主の論理で語られはじめる年になりそうである。

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2008年1月11日金曜日

vol.58 インテリテキスト、リリース?

確か、今年1月からインテリテキストがリリースされるという話だったがどうやら未だのようである。

まー、DACはともかく、IREPには技術がないのでそんなに簡単にいくとは思っていなかったので気にもしていないが・・。

インテリテキストは、技術的には難しいものではない。テキスト中のキーワードにリンクを張って、広告や動画を表示するだけのことである。

要は、キーワードにパラメータを付与することでサーバに格納した広告や動画と紐付けすることがポイントである。

さて、ここまでは簡単に出来ても、リスティング広告同様に、広告を管理するための管理画面となると相当に技術的に高度で複雑なものが要求される。

バナー広告程度のものとして位置づけるのならばCTRだけに頓着すればいいのでクリアするだろうが、広告担当者は、コンバージョンにしか興味がないわけで、表示される広告、ランディングページの整備が不可欠である。

管理画面等のバックエンド技術をDACが、コンサル部分をIREPが担当することになるのだろう。

しかし、この広告、実はリスティング広告との差別化が要求される種類の広告であることに気づいているのかどうか・・。

そして、差別化のポイントの最たるものは広告料金なのである。

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