やっと決着というところではある。
Googleは、アメリカではダブルクリックを買収済みでDARTを使った広告配信を行っているが、不思議なことに日本においては行っていない。理由は、日本においてはダブルクリックはトランスコスモスの子会社だからである。
ところが、1月25日になってこの状況が一変した。まずトランスコスモスが3月29日にダブルクリックを100%子会社にし、DART事業をGoogleに売却することも公表したのである。
これによって、しばらくの間は、トランスコスモスのDART担当者はGoogleに出向して事業を続けることになる。
それはどうでもいい。
問題は、検索連動型広告のみならず、コンテンツマッチ広告でもGoogleが優位に立つということである。
これはMSにとって大変痛い。
YAHOO!の買収で、Overtureは手に入っても、コンテンツマッチはからっきし弱いのがYAHOO!であるから、BingがGoogleに対して優位に立つにはコンテンツマッチエンジンを手にすることだったのだが・・・。
これで、動画配信なども含めたネットワーク配信のリーダーが決まってしまったようなものである。
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