検索すると、何千万件単位の検索結果があるという表示がされる。
本当かと思ってページをめくっていくと、100ページ目で終わる。つまり1000件目で検索結果は表示されなくなるのである。
YAHOO!も、Googleも、Bingも全く同じなのである。
では、検索結果が何千万件あるという証拠はどこにあるのかというと、どこにもない。
このような怪しげなページに掲載されているのが検索連動型広告である。
1日に何万インプレッションもあった、何千クリックがあったと管理画面に表示されているが、その証拠はあるのかというと、どこにもない。
このような怪しげな広告に社運を賭けるなど空恐ろしい。
検索ページという怪しげな広告媒体を素晴らしい広告媒体であるかのように思わせるのは、検索結果であるはずである。
ところが、そのお粗末なことと言ったらこの上ない。
要は、検索エンジンがやっていることと言えば、「全文検索」以外の何者でもない。検索ワードが含まれるコンテンツを羅列しているだけである。
人は検索エンジンに辞書機能を期待しているのに、検索エンジンはただ単に検索ワードが含まれていれば答えだと思っているのである。
検索者が何を探そうとしているのかを類推することは決して難しいことではない。ブラウザに検索履歴を記憶させることもできるだろうし、IPでのトラッキングもできるだろうし、ID/PWによって属性と照合することによる検索結果表示も可能である。
が、一切何もしない。検索エンジンの検索精度は、誕生したときから何も変わっていないのである。
不思議でしょう?
理由は単純。精度をあげれば検索連動型広告は不要になるからである。
現在、企業は、自社の不当な検索結果ページの掲載順位を是正するために検索連動型広告を出稿しているのである。
よって、今後も検索連動型広告で濡れ手に粟のビジネスモデルを展開するために検索エンジンの改良は一切行われないだろう。
それは、つい最近デビューしたBingの検索結果のお粗末さを見ればよく分かる。
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