2007年5月17日木曜日

vol.20 インターネット特許出願顚末記 その6

今日、ネットバンキング可能な銀行に口座開設してきた。

しかし・・・。実際に送金できるようになるには1週間~10日掛かるとのこと・・。が~~~ん。

ネットバンキングは、セキュリティ上1回ごとにパスワード変更が可能なワンタイムパスワードを使用しており、パスワードを生成するトークンの発送に上記の期間がかかるということ。・・・。

間抜けだ。しかし、やっぱり不親切だ。特許庁のホームページには、以下のように明記すべきである。

1、インターネット出願ソフトを使用すると、ネットバンキングで出願手数料が納付できます
2、手数料は財務省会計センターに納付してください
3、納付は、財務省会計センターに納付可能な銀行からしかおこなえません
4、現在のお取り引き銀行が、財務省会計センターに納付可能な銀行であることをご確認ください
5、確認されましたら、インターネット出願ソフトを使用し納付番号を財務省から取得の上、納付手続きをしてください

書いていないかというと、これが「パソコン電子出願」というページに書いてあるのだが、並列に書かれているため、優先順位も流れもさっぱり分からないのだ。

下の方にある「インターネット出願の事前準備」というページを、「インターネット出願の流れ」として冒頭に書いておいてくれたら、こういう間抜けなことにはならなかったのに、と思うが後の祭りである。

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2007年5月16日水曜日

vol.19 インターネット特許出願顛末記 その5

インターネット出願ソフトの使い初めとして、特許出願料16000円也をインターネットバンキングで払い込むことにする。

インターネット出願ソフトを立ち上げ、払い込むために必要な納付番号を財務省会計センターから取得する。

スムーズに取得でき、30分間の間に払い込めば自動的にこれらの番号が払い込みフォームに連動するということ。

なるほどと思い「ネットバンキングで払いり込む」というボタンを押すと、「取り扱い銀行確認ページ」に移動。

このページで自分の銀行を選べば自動的に銀行のホームページに移動し、ネットバンキングで払い込めるということ。スムーズだ。

あいうえおの頭文字をクリックし、わたしの銀行、ジャパンネットバンクを探す。・・・・・。ない。当然あると思っていたわたしの銀行名がないのだ。財務省に払い込むためには、「払い込み銀行」が決まっているのだ!

明日、指定された銀行に口座を開いてくることにする。

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2007年5月15日火曜日

vol.18 インターネット特許出願顛末記 その4

本人限定受取郵便受取書が郵便局から届いたので、これを持って麹町郵便局まで印鑑と免許証を持って取りに行った。

中身は、以下5点。
1、証明書ファイル受領手続きプログラムが入ったCD-R
2、秘密認証キー(第1、第2)
3、証明書受領書(はがき)
4、説明書
5、シークレットシール

早速CD-Rをセットし、証明書をダウンロードした。 (1度しかダウンロード出来ず、失敗したら再申請となり、別料金になると何度も注意書きが出るのでドキドキさせられた)

次に、2週間前にダウンロードしておいたインターネット出願ソフトを立ち上げ、pin(パスワード)を入力し、申請人利用登録を行う。この作業が完了すると、識別番号が決まる。

次回からは、この識別番号があらかじめ入力された認証画面が現れ、ここにpin入力すればログインできるわけである。

後は、このソフトを使い、出願書類一式を送信し、ネット送金すれば出願は完了、晴れて「特許出願中」を公言できることになる。

インターネット出願ソフトが稼動状態になったことが確認できたので、証明書受領書に署名捺印し、その上から秘密保持のためのシークレットシールを貼り、麹町郵便局のポストに投函してきた。

特許庁から登録メールアドレスの確認メールもちゃんと来て、いよいよこれで準備は完全に整ったことになる。

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2007年5月13日日曜日

vol.17 PPC広告のROI比較

わたしが個人的に実施しているPPC広告のROI比較をovertureとAdWords とでしてみた。

<4月の実績>   overture     AdWords
クリック数        42          22      
インプレッション数   7604       9463
クリック率        0.55       0.23
クリック単価 (円)   15          302
経費(円)        634         7539

ROIは、コンバージョン設定をしていないので実は出すことは出来ないのだが、10分の1の経費で2倍のクリック数を稼いだovertureに軍配があがることは一目瞭然だろう。

AdWordsは、クリック単価にしてovertureのなんと20倍にもなるのである。これで、同じPPC広告と呼べるのだろうか?

AdWordsは、overtureに比べて「異常に高額な広告」である。そして高額になる理由は、勝手に作った指標であるQS(Quality Score=広告の質)が低いからであるという。

しかし、本当にそうなのか?

クリックする前のインプレッションが殆ど変わらないのに、クリック率がほぼ半分というのがクリック数が少ない理由である。

これを説明するのに、overtureのユーザー=YAHOO!系のユーザーとAdWordsのユーザー=Google系のユーザーとは属性に違いがあるというもっともらしい説明がされているが、それを証明する情報を見たことはない。

実は、PPC広告は、検索結果ページの掲載位置によってクリック率が明らかに違ってくることが証明されている。上位からクリックされるのである。しかし、AdWordsの広告は殆ど右側に表示され、「上位には殆ど表示されない」のだ。

このことが、クリック率の低さにつながっていることは明らかである。

SEO屋さんは、ランクインさせることで始めて顧客に課金することができる。なぜなら、上位に来れば広告効果が上がり、広告効果が高いがゆえに興味を持たれ、興味を持たれるが故にクリックされる、という単純明快な法則を根拠としているからである。

こうして考えてみると、AdWords広告のいう「広告の質」にはまったく説得力がないばかりか、広告の基本を踏み外しているということになる。

要は、AdWordsというのは、単に掲載位置がダメなのを顧客の広告の質の低さであるとする、広告の法則も知らない素人広告屋なのである。

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2007年5月12日土曜日

vol.16 インターネット特許出願顛末記 その3

この1週間の間の進展はなし。

というのは、日本商工会議所からのメールによって電子証明書の請求先が間違っていたことが発覚し、書類を返送してもらい、再度申請しなければならなかったからである。

そんなこと、早く言ってくれよ!と思って特許庁のホームページを見てみたら、「それらしいこと」は書いてある。

だが、直接日本商工会議所に問い合わせろというニュアンスで、要はお役所仕事の最たるもの。それが証拠に、日本商工会議所に聞いてみると、「間違ってこちらに申し込んでくることがよくあるんですよ」という回答。

じゃー、どこに申請すればいいんですか?と聞いてやっと、日本認証サービスだということが分かったわけである。

わざわざ迷わせたり分かりにくくしているのには、弁理士を守るということもあるのかもしれないが、せっかくインターネット出願などという便利なものをリリースした割には使うまでの障壁がずいぶん高いような気がする。

まず、以下のことは特許庁のホームページに明記すべきである。
1、インターネット特許出願には、電子証明書が必要である
2、法人の場合は、法務省のみで発行
3、個人の場合は、日本認証サービスのみで発行

特許出願を個人でやろうというのは、ま、わたしのような暇人のやることだろうから、じっくりエンジョイさせてもらうことにする。

<ここまでの料金>
1、書留代 500円
2、電子証明書申請料 18000円
3、郵便振り替え代 150円
4、申し込み用紙プリント代 219円(今度はKinko'sでセルフ)

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2007年5月5日土曜日

vol.15 インターネット特許出願顛末記 その2

さて、出願に必要な書類は以下の4点であるらしいことが先にダウンロードした「ひな形」のフォルダの中にある申請書類(出願書類の間違いでは?)書き方ガイドで分かった。(と軽く言ってるが、分かるまでに1日かかったことは日付を見ればお分かりだろう)

1、特許請求の範囲
2、明細書
3、図面
4、要約書(400字以内)

これらをどういう風に書くのかはこれで分かったが、ひな形を見てみるととても日本語とは思えない文章である。

わたしの知り合いの弁理士によると、書式なんかどうでもいいので早く出せ、インターネット出願というのがあるので簡単だ、などと無責任なことを言っていたが、読んでみると何だか弁護士の書く文章のようなのである。

こんなことでめげてはいかんと気を取り直すが、これまでに概要は作成してあるので、ひな形に合わせて書き直せばいいと気楽に考えていたが、何だか遠い道のりを予感させる。

特許には、出願料と出願審査請求料とがあり、出願料は出願時に、出願審査請求料は、出願から3年以内に審査を請求するときに必要である。

特許庁のホームページにはこれらの手続料金自動計算システムがあり、必要項目をラジオボタンで選ぶと自動的に算出してくれる。これによると、以下のような料金がかかる。

出願料       16000円
出願審査請求料 172600円

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2007年5月3日木曜日

vol.14 インターネット特許出願顛末記 その1

ひょんなことから特許出願することになった。

特許といえば特許庁である。特許庁のホームページを検索し、インターネット出願が出来ることがわかった。ほー、開けてきたもんだ。

そこで、早速「インターネット出願ソフト」と「マニュアル(なんと25メガ、651ページもある)」、「ひな形」の3点セットをダウンロード。

インターネット出願ソフトを立ち上げると、「識別番号」「証明書ストア」「証明書・秘密鍵保存のpin入力」の記入欄が現れる。

何のことかと思ったら、このソフトを使用するには、電子証明書がまず必要だということらしい。つまり、インターネット出願ソフトをダウンロードする前に電子証明書の発行を受けなければ、使用できないわけである。

そんなこと、どこに書いてあるんだと「パソコン電子出願」のページを見たら、下の方に「インターネット出願ソフトで利用可能な電子証明書について」と書いてある。

これをクリックすると、pdfファイルが表示されて、どうやら法務省他で電子証明書を発行していることが分かった。 法務省は法人のみの取り扱い。個人だと日本商工会議所になるらしい。

電子証明書を発行してもらうためには、「利用申請書」と「住民票の写し」「印鑑証明」が必要であるらしい。さらにこれら3点を 書留で信書として送れと書いてある。

わたしは千代田区という住民5万人の過疎地域に住んでいるのだが、土日に区役所が開いておらず、水曜日のみ19時まで営業している。 (2日はたまたま水曜日だったので1週間待たずにすんだ)

何とかこれらを手に入れ、電子証明書発行申請書をダウンロードし必要事項を記入したまではいいが、プリントして実印を押さなければならない。(わたしはプリンターを持っていない)

近くにKinko'sがあるのを思い出し、PCを持ち込んでプリントを頼むと、CDからのプリントしか扱っていないという。

仕方がないので、CDを購入しわざわざデータを移してプリントを頼むとあっちのPCからセルフサービスでやってくれという。

「自分のPCしか使えないんだけど」、ととぼけたら「本当は別料金なんですが」といいながらしぶしぶ店員がプリントしてくれた。(CD買ってやったんだからいいだろ)


<ここまでの料金>
1、電車賃 340円
2、住民票 300円
3、印鑑証明 300円
4、CD 150円
5、プリント代 226円
6、書留郵便代 500円
7、電子証明書 14700円

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