2010年10月11日月曜日

vol.156 パンチラ記事なんかいらない

ウェブ新聞を読んでいると、途中から会員専用だとか、登録しろだとか言い始めるコンテンツが増えてきた。

日経からしてそうなのだから、後は推して知るべし。実に情けない。

このビジネスモデル、AVサイトのビジネスモデルだということを分かっているのだろうか?

これをパンチラ記事という。

日経は、記事を有料化しようとして大失敗。部数は10万部程度になっているのではないかと思う。日経の販売価格は、200円~300円、100円なら問題なかったと思う。

ウェブで有料化するのは問題ない。経費をまかなうには、無料では継続できないから。だが、市場の相場というものがある。ウェブは、リアルと違って、印刷費、運送費、販促費等がかからないのだから、破格の値段にして、リアル以上の部数を稼ぐことが必要である。

ところが、いまだに、「ここから先は有料です」とやるものだから、下品なことこの上ないし、哀れですらある。

よくよく考えてみれば、新聞も雑誌も記事で金を稼いだことなど1度もないのは公然の秘密で、そもそも新聞も雑誌も広告収入で飯を食ってきたのである。

ならば、有料化がいかに頓珍漢で思い上がったことなのかは分かり切ったことである。

しかるに、依然として、表示もされないバナー広告や、広告枠の不良在庫処理アドネットワークや、個人アフィリエイター御用達のAdSenseなどで糊口を凌いでいる。

ここは一旦、代理店と広告枠との縁を切ってみたらどうか?

これに頼っているものだから、いつまでたっても新聞の自立性も独自性も出せないままである。

もっとも、現場主義で書かれた記事など皆無で、CNETなどは、本来、ウェブ検索で「取材」すべきネタである企業から出されるプレスリリースが有料だというのだからあきれてしまう。

代理店と広告枠と縁を切ってどうするのか。自社で広告を実施するのである。自社で広告配信プラットフォームを作るのである。

どうしてこんな単純なことに気が付かないのだろう?パンチラ記事でいつまでお茶を濁せるとおもっているのだろう?不思議な業界である。

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