Google Chromeの拡張機能の一番人気は、AdBlockである。
これをインストールすると、広告を消すことができる。それでも消えない広告も、Block an adというオプションバーの調整で「気持ちがよくなるように消えるまで調整する」ことができる。
しかも、このソフト、気前のいいことに、AdWordsもAdSenseもきれいさっぱり消し去ってしまう。もちろん、他のブラウザ用の同等のソフトウェアもある。押し付けられる広告はもううんざり、うざったいのである。
こういう時代なのである。これでも新聞、雑誌系ウェブサイトはバナー広告で金を取れると思っているのだろうか?
表示されなければ、クリックされない。もちろんコンバージョンもない。それでもインプレッションだけは新聞、雑誌系ウェブサイトのアドミン画面では「ある」ということになっているのだ。
これが、もしも、インプレッション課金などという寝ぼけた課金方法だったとするならば、広告主はまったく見られてもいない広告に金を払わされるということになる。
バナーの時代も、リスティング広告の時代も、一気に終わろうとしているという感が強くする。
しかし、広告が消えれば、新聞、出版社系ウェブサイトは収入の道が閉ざされる。しかし、有料化しうるほどのコンテンツは作ることができない。このままでは、このジレンマの中で、自然消滅していく運命にあるのである。
これが、オルタナティブ・ウェブ広告の登場が待たれる所以である。
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