2009年6月13日土曜日

vol.102 QSO&QIO

タイトルの意味が分かる方は相当リスティング広告に入れ込んでいる方です。(笑)

QSは、Quality Score、QIは、Quality Index。前者がAdwords、後者がOvertureの広告品質指標である。

似た様なものだが微妙に違う。結構敏感に反応するのがQI、そうでもないのがQS。でも反応の仕方は同じ。

何に反応するのかというと、キーワードとT&Dの整合性。

キーワードとT&Dを整合性のないものにしてみるとこれはもう、そこまで過剰に反応することないだろうというくらいに過敏に反応する。

どちらともCTRにして、2%程度は落ちる。

これは、検索者が、いかにキーワードに依存しているかを示す端的な例である。つまり、自分が検索したキーワードが、広告のタイトルに含まれているものをクリックすることを示している。(含まれている部分がボールドで表示される)

これと呼応して、掲載順位を下げ、同時に入札価格を上げるのがQS、QIというアルゴリズムである。

どれくらい上がるかというと、最低100円~最高500円程度まで。

整合性のないT&Dを持つ広告の掲載順位を上げるには、入札価格を上げるしか上位表示させる手段はない。

仕方ないので、T&Dにキーワードとの整合性を持たせると、すぐに元に戻る。

しかし、結局このアルゴリズム、上位表示させて入札価格を下げる代わりに沢山クリックされることになるので、結果、広告費は高かった入札価格で少ししかクリックされなかったときよりも高くなる。

では、CVはどうか。

CTRの1/10~1/20程度がCVRになるので、結局CTRが高い方がCVRも高くなる。

要は、リスティング広告とは、金持ちでなければ沢山のCVは取れないということになる。

さて、QSO&QIOとは、Quality Score Optimization、Quality Index Optimizationのことであるが、その方法とは、無力な広告主にとって、今のところ可能な限り沢山のキーワードをT&Dに詰め込む以外に手はなさそうである。

情けない。

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2009年6月2日火曜日

vol.101 bingって何?

昨日からLive Searchに変わって、bing(KUMOはやめたらしい)というマイクロソフトの新しい検索エンジンのβ版が稼動し始めた。

でも、その精度は、やっぱりマイクロソフトならではのすっ呆けた検索結果で昔のLive Searchと変わらない。

うわさでは、YAHOO!のエンジンに似てくるということだったが、むしろ、Googleの癖に似ている。

2つのキーワードの組み合わせワードの前後を入れ替えても同じワードと認識する。つまり、2語キーワード入力と同じものとしてバラバラに認識する癖である。

Live Searchはむちゃくちゃで、検索ワードと関係のない検索結果を平気で表示するなど、まともな検索エンジンではなかったので、Google並になってきたというのは評価すべき点ではあるが・・・。

また、精度の低さを補うために、検索ワードを追加できるようにしたが、所詮その検索ワードの検索結果が追加されるだけで、「複合検索」されているわけではない。

この程度のエンジン、今更リリースして何か意味があるのだろうか?BEINGで転職先を探した方がいいのではないだろうか。

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