先に、GoogleIDでログインすると、検索結果を思い通り操作できる機能について述べたが、どうやらその目的が見えてきた。
それは、以下のように結論付けられるのではないだろうか?
1、Google検索エンジンの精度向上の放擲
2、GoogleのAdWords、AdSenseのための媒体化
3、ロボットアルゴリズムから人力アルゴリズムの採用
実は、Google検索エンジンの精度は、YAHOO!に比べて劣っている。同じキーワードで検索してみればそれは良く分かる。
たとえば、YAHOO!は、A+BとB+Aで出来たキーワードを同じとは見なさないのに、Googleでは同一キーワードになる。
リンク+アド=リンクアド、アド+リンク=アドリンク、であるが、YAHOO!はこの2つのキーワードは別のキーワードとして認識するが、Googleは同一のキーワードとして認識する。
ついでにMSNのLive Serchは、どちらとも認識できない。KUMOとかいうエンジンを6月にリリースするようだが、クラウドに引っ掛けたのかどうなのか雲をつかむような話である。(笑)
さて、話を元に戻して、その機能である。
望ましい位置に移動させたり、気に入らない検索結果を削除したりした個人の履歴をトラッキングしてデータとしてためると同時に共有出来るようになっている。
これらのサンプル数が100万、1000万、1億と増えていけばそれなりの結果がでて来ることだろう。AMAZONの書籍レコメンドもこの理屈と同じで、母数が増えていけばそれなりの精度をもって来る。
要するに、「みんなで選ぶ検索結果ランキング」である。
現在のロボットアルゴリズムとSEO施策とによって捻じ曲げられた検索結果が、ユーザーが自分の都合のいいように検索結果を操作しているうちにそれなりのものになっていくのだろう。
さらに、この結果にAdWordsを表示するようにすれば、広告効果も向上していくだろう。
ロボットアルゴリズムの限界を打破するのは、人力アルゴリズムになるのかもしれない。
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2009年5月29日金曜日
2009年5月21日木曜日
vol.99 広告代理店の赤字・倒産
広告代理店は、電通・博報堂をはじめ、軒並み赤字。さらには中小代理店にいたっては倒産が続出している。
しかしこれは当たり前のことで、代理店が取扱いの代理をする媒体への出稿が激減しているからである。つまり、商材が消えかけているのである。
ならば、その商材はどこにいったのか?
これまた当たり前のことで、ウェブ、ケータイに乗り換えたのである。理由はこれまた当たり前のことで、ROIが高いからに他ならない。
広告代理店の中で黒字を計上しているサイバーエージェントの業態を見ればこれらは一目瞭然のことである。
さて、では、電通のように、「そこまでやるの」とがんばったところで消えた商材が戻ってくるわけではない。
では、どうするのか?
代理業を止めるしかない。代理業など、所詮他人のふんどしで相撲を取るわけだから、ふんどしが消えてなくなればすっぽんぽん。
止めてどうするのか?
これまでにない広告を作り、育て、その広告を掲載すべきこれまでにない媒体を持つことである。
これがこれから広告代理店がやるべきことであり、「広告メーカー」への道である。
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しかしこれは当たり前のことで、代理店が取扱いの代理をする媒体への出稿が激減しているからである。つまり、商材が消えかけているのである。
ならば、その商材はどこにいったのか?
これまた当たり前のことで、ウェブ、ケータイに乗り換えたのである。理由はこれまた当たり前のことで、ROIが高いからに他ならない。
広告代理店の中で黒字を計上しているサイバーエージェントの業態を見ればこれらは一目瞭然のことである。
さて、では、電通のように、「そこまでやるの」とがんばったところで消えた商材が戻ってくるわけではない。
では、どうするのか?
代理業を止めるしかない。代理業など、所詮他人のふんどしで相撲を取るわけだから、ふんどしが消えてなくなればすっぽんぽん。
止めてどうするのか?
これまでにない広告を作り、育て、その広告を掲載すべきこれまでにない媒体を持つことである。
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2009年5月7日木曜日
vol.98 Googleの不思議な機能
最近Googleに検索結果を操作できる機能が付加された。
これまでも閲覧履歴に基づいて、カスタマイズされた検索結果が表示されていたのだが、今回の付加機能は、これを更に推し進めたものと言えそうである。
しかし・・・・、と思うのは私だけではあるまい。
それって検索エンジンなの?と。
それって、検索エンジンの性能向上を放棄することにならないの?と。
自分で望ましい検索結果を作って表示させて何か嬉しいの?と。
この結果をスタンダードな検索結果として表示するということになると、検索エンジンなど要らない。皆が選ぶ検索結果として表示することを前提にするのなら、これはレコメンドエンジンの領域である。
検索エンジンの限界に挑戦し続けるのが検索サイトではないのか?
個人向けにカスタマイズされた検索サイトとは行き着くところ「お気に入りサイト」ではないのか?
疑問符が次々に浮かんでくる今回のGoogleの付加機能である。
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それって検索エンジンなの?と。
それって、検索エンジンの性能向上を放棄することにならないの?と。
自分で望ましい検索結果を作って表示させて何か嬉しいの?と。
この結果をスタンダードな検索結果として表示するということになると、検索エンジンなど要らない。皆が選ぶ検索結果として表示することを前提にするのなら、これはレコメンドエンジンの領域である。
検索エンジンの限界に挑戦し続けるのが検索サイトではないのか?
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