2009年1月31日土曜日

vol.86 このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります。

Firefoxで、Googleのすべての検索結果の下にタイトルの文字が表示され、AdWords広告を除いて一切リンク先が表示されなくなった。
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%89&lr=lang_ja&ie=utf-8&oe=utf-8&aq=t&rls=org.mozilla:ja:official&client=firefox


ブラウザの問題かと思ってIEでも試してみたが、同様の結果である。
http://www.google.com/search?q=%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%89&rls=com.microsoft:ja:IE-SearchBox&ie=UTF-8&oe=UTF-8&sourceid=ie7&rlz=1I7IBMA_ja


これをクリックすると、以下のファイルに飛ぶ。
http://www.google.co.jp/interstitial?url=http://www.iip.co.jp/soda/linkad.html


どうやらサーバエラーのようだが、このような表示はかつて一度も見たことがない。こういうことをこれからやろうと実験していることがバレてしまったようである。(笑)

夜中の12時前に発生した現象だが、これがアップロードされたときに、上記のパラメータ付きURLがいきているかどうか?

それにしても、全検索結果をアクセス不可にして、AdWordsだけを生かしているところがなんともウェブファシストのGoogleがいかにもやりそうで可笑しい。

こっそり全検索結果のアクセスが出来ないようにしておいて、AdWordsだけクリックさせて稼ごうとしてる、と言われても仕方ない。

この現象、わたし以外に何人が見たのだろう?

思ったとおり、12時15分にはあわてて元に戻したようだが、アーカイブファイルをとっておいたのでアップロードしておく。

検索結果ファイル
表示ファイル

2月3日になって、CNETにこの件に関するアーティクルが出た。Googleはそれを「人為的ミス」としているが、「Google八分」もまた「人為的ミス」の一環であるというつもりなのだろうか?

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2009年1月28日水曜日

vol.85 地デジがもたらすネット環境

2011年、地上波がアナログからデジタルに変わる。

で、何が始まると思いますか?

テレビがインターネットにつながる。そう思っている人は家電メーカー並みの認識で、ビジネスチャンスをなくします。

PCモニターが大画面になる。そう思っている人は可能性があります。(笑)

地上波がデジタルになるなんてことはどうでもいいことなのです。PCモニター画面がテレビ画面になることの方が事件なのです。

もうお分かりですね。

テレビユーザーは、テレビが通信回線に接続されようがされまいが関係なく、NHKと民放が見られればそれでいいのです。

ところが、ネットユーザーにとっては、PCモニターが大画面の液晶モニターになる。こうなると、GYAOの楽しみも、通信ゲームの楽しみ方も、検索の楽しみ方も、コンテンツ自体の楽しみ方も大きく変わります。

もちろん無線キーボードと無線マウスは必需品です。

そんなことは分かっていたのに、これを機会にPCモニターを大画面に変えるPCユーザーが続出するはずです。

コンテンツも動画もドラスティックに変わるでしょうね。テレビ並みに。(笑)

随分前からこんなことを言ってきたのに実現しなかったことがやっと2年後に実現しそうですね。でも、テレビ画面みたいなPCモニターじゃダメなんですよ。(笑)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0506/09/news114.html


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2009年1月9日金曜日

vol.84 AdWordsの戦略は正しいのか?

年末に入金したのにいつまでたっても掲載が始まらないAdWordsから8日になってやっとメールが来た。

ところが、広告の誘導先ページが掲載基準を満たしていないので訂正するようにという主旨である。

------------------------------------------------------------------------------
広告承認状況: 不承認
問題となる点: 会社概要またはウェブサイト運営者情報が必要
~~~~~~~~~~~
SUGGESTIONS :
-> コンテンツ: 次の連絡先情報をすべてウェブサイト上に表示してください。

-企業名/ウェブサイト運営者名
-電話番号またはメールアドレス
-住所
------------------------------------------------------------------------------

わたしは、この掲載基準、明らかにECサイトの基準であると思う。企業や、個人でもビジネスでが行う広告では必須であっても、個人サイトのアクセスを増やそうという意図で実施する広告に住所・電話番号は不要である。メアドがあれば事足りる。
そこで以下のように返信した。

------------------------------------------------------------------------------
上記理由で不承認とのことですが、電話番号、住所等を個人サイトに記入する気は毛
頭ありません。
不承認ならば、アカウント残高を以下の口座に返金処理してください。
------------------------------------------------------------------------------

すると、即レスで以下の返信が来た。

------------------------------------------------------------------------------
ソウダヒロシ様

平素より Google AdWords をご利用いただき誠にありがとうございます。

アドワーズ広告のアカウントに前払いで入金された場合は、アカウントの
残高全額の払い戻しを請求することができます。

払戻し請求を行うには以下の手順に従ってください。

1. まずはじめに、お客様のアカウントに設定されているキャンペーンをすべて削除してください。

2. お客様のアカウント管理画面で、[アカウント情報] タブを開き、[お支払い] をクリックします。

3. [お支払い] ページ中央にある、[払い戻しをリクエスト] をクリックします。

4. [払い戻し手続き] ページの全ての項目を入力します。

5. 全ての項目を入力したら、「リクエストの送信」ボタンをクリックします。

請求後、その時点でまだお客様のレポートに表示されていない未払い分のクリックが計上されるまでには、1週間ほどかかることがあります。
Googleで、すべてのクリックに対する料金を計上した後、最終払い戻し金額をお知らせするメールが、システムから自動的に送信されます。

次に、払い戻し請求フォームにて銀行口座情報をご登録されていないお客様宛に、 Google の支払担当より電話またはメールにて払い戻し請求の最終確認が行われ、お客様宛に払い戻し先銀行口座入力フォームが送付されます。

銀行口座情報をご返信頂いた後、お客様の指定口座宛に払い戻しが行われます。(払い戻し請求時に払い戻し先銀行口座情報をご登録いただいている場合は、自動的に払い戻しが行われます。)

お客様の国の銀行ネットワークに何らかの遅延が生じる可能性もあることから、振込みがお客様の口座に入金されるまでに払戻し請求をしてから 1 ヶ月から 3 ヶ月ほどかかる場合がございますのでご了承ください。

払い戻し処理が完了すると、お客様のアドワーズ広告アカウントの残高はお客様の銀行口座に払い戻され、ゼロとなります。

以上お手数ではございますが、お手続きの程宜しくお願い申し上げます。

なお、このたび、弊社ではセミナーポータルをオープンいたしました。
広告主の皆様にお役立て頂ける各種無料セミナーをご提供しておりますので、ぜひご参加下さいませ。
http://www.google.co.jp/adwords/start/edu.html#utm_source=ticket&utm_medium=footer&utm_campaign=aw

今後とも Google AdWords をよろしくお願い致します。
Google AdWords Team
------------------------------------------------------------------------------

そこで、指示通り手続きすると、以下のメールが来た。

------------------------------------------------------------------------------
お客様

お客様のアカウント残高全額払い戻しのリクエストを受理し、 広告の掲載を停
止いたしましたのでお知らせいたします。

Google では約 1 週間以内にお客様の銀行口座への振り込み手続きを開始し、
AdWords のオンライン明細に、払い戻しの処理ステータスと最終の払い戻し金額
を反映いたします。 払い戻しを完了するためにお客様のお振り込み先に関する
情報が必要な場合、事前にお客様に確認いたします。 銀行口座への払い戻しが
完了するまでには、さらに数週間かかることがありますのでご了承ください。

なお、払い戻し手続き中にAdWords アカウントの再開を希望される場合は、この
メールを受け取られてから 2 日以内に払い戻しのリクエストをキャンセルする
旨をメールでご連絡ください。お客様のご依頼に基づき、 払い戻し手続きをキ
ャンセルいたします。払い戻しのリクエストをキャンセルいたしますと広告掲載
が再開されます。 また、すでに払い戻し手続きが完了している場合は、アカウ
ントへご入金いただければ、 Google でご入金を確認後、広告掲載が再開されま
す。払い戻し手続き完了後も、 いつでもアカウントへのご入金が可能となって
おります。

払い戻し手続きに関してご不明な点がございましたら、このメールに直接ご返信
いただくか、 以下のリンク先をご覧ください。
https://adwords.google.com/support/bin/topic.py?topic=7006&hl=ja

平素より AdWords をご利用いただき誠にありがとうございます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

Google AdWords Team
------------------------------------------------------------------------------

というわけで、なんともスムーズな流れで気持ちよく解約できた。(笑)
勝手な掲載基準を建前に、月1万円程度の個人広告主などさっさと追い出して、大口取引先のみにしてシステムを軽くしたい意図が見え見えである。
それとも日本法人のレベルの低さの問題なのか?
いずれにせよ、個人客を追い出そうとしていることは間違いないだろう。しかし、これ、戦略として正しいのだろうか?
誰でもいつでも広告が掲載できることを目指すのがリスティング広告という種類のものではないのか?
個人ユースの中にリスティング屋が気づかないニーズがあるのではないのか?


Overtureの方はというと、掲載開始メールが来ることもなく、6日から掲載が始まった。ま、こちらの対応の方が、IT系企業らしいのではないだろうか?

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2009年1月4日日曜日

vol.83 リスティング屋の正月休み

年末の30日にOvertureとAdWordsの両方に銀行振込みをした。オフラインにしてあった広告を1月1日から再開するためである。

Adwordsからは振込み受領メールが来たが、広告は再開されていない。Overtureからは未だに何の連絡もない。そして、もちろん、リスティング広告は一向に再開されない。

これが日本のネット広告の現状である。

ネット広告の利点とは、リアルタイムに広告が反映されることである。リアルベースの物販企業が正月休みで出荷できないというならいざ知らず、ネットという常時接続ネットワーク上に広告を掲載している会社が、入金確認を人的に行っているとはチャンチャラ可笑しいし、日本ならではの暢気さである。

日本のリスティング広告は、この1点をとっても破綻している。クライアントからすれば機会損失料請求の対象になる杜撰な運営体制である。

こんなことは自動化しようと思えば実に簡単なことである。銀行とオンライン化されていれば入金確認などする必要もない。入金と同時に広告が掲載されて当たり前である。

なぜやらないのか?

やる必要がないからである。

傲慢かましても、クライアントは言いなりになると高をくくっているからである。

正月休みをのうのうと過ごすリスティング屋など、IT業界とは言えない。IT業界とは、24時間365日不眠不休で稼動するシステムを運営する企業でなければならないからである。

この辺のセンス、携帯屋のユビキタスアクセスを阻む既得権死守のセンスに通じるものがある。

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