2007年6月8日金曜日

vol.30 出版文化の復権を支える広告形態としての「リンクアド」その2

1、
では「リンクアド」とは何か?
「リンクアド」とは、ウェブの基本的機能の1つであるリンク機能を活用して広告ページを表示する、新しい広告方式のことである。

リンク機能は、ウェブが誕生したときから存在しており、ウェブの持つ機能の中でも最もポピュラーでありながら、最も既存媒体と一線を画す機能である。
この機能を活用して広告を実施すれば、バナー広告のように所狭しと雑多な広告を掲載する必要もなく、検索連動型広告のように検索結果として表示されたものから選ばれるのを待つのでもなく、記事中のキーワードに張られたリンクのクリックによって広告が表示される。

したがって、広告に興味のない読者は広告に邪魔されることなく記事を読むことが出来、記事中のキーワードに興味のある読者によってのみクリックされるため、精度の高い広告効果が期待できる。
最も現状の出版系ページと異なるのは、広告が記事中にスッキリと収納されてしまうことである。また、同一キーワードが複数箇所ある場合には複数箇所にリンクが張られるため、結果、バナー広告や検索連動型広告以上に露出頻度も高くなる。


2、
リンクの定義は、Wikipediaによると、以下のようになっている。

-WWWに於けるリンクは、当該文書の存在位置と閲覧方法を示す情報に過ぎない為、通常の使用方法であればリンクを設置する行為は著作権法による制限を受けることなく自由である。-

一般的に、文中のブルーに着色した文字はリンクがあることを表す。また、そのリンク先の指定方法も通常文献の位置を示すURLが使用される。

ところが、ブルーの文字をクリックした場合に広告が表示されると違和感があり、読者の期待を裏切ることにもなりかねない。そこで、読者が記事を読むことを阻害せずに広告へのリンクを表す方法として、アンダーラインを使用する。アンダーラインは広告リンクであるということを認知させていくことがリンクアドの使命である。そうすれば、10年後には、ブルーは関連情報、アンダーラインは広告、という棲み分け方法が定着することになるだろう。


3、
リンクアドには、バナー広告や検索連動型広告にはないSEO効果が期待できる。
出版社系ウェブは、元々SEO効果が高いページであり、テキストベースであることから検索ロボットとの相性も良く、検索サイトで上位表示されているものが沢山ある。

上位表示されやすいページに広告を掲載することにより、そのページに張られたリンクアドもまた同時に検索サイトでも上位表示されることになる。

また、上位表示されたページに張られたリンク先ページである広告は、GoogleロボットにとってはPage Rankの高いページとして認識されるため、広告ページ自体が検索ページでも上位表示されることにもなる。つまり、露出効果が2倍になるため、ROIは2倍。まさに一挙両得というわけである。

リンクアドの意味:キーワードリンク広告:Keyword-Linked Advertising

ソウダヒロシ プロフィール CONTACT

※懐かしのIT幕開け時代のブログ→ITトレンド2000

※食い物系のブログは→今日のメニュー2010

※環境系のブログは→環境トレンド2010

※進行中のプロジェクトのブログは→リンクアド・プロジェクト公式ブログ

0 件のコメント: