2007年3月10日土曜日

vol.6 IP携帯はどうなったのか?

確かあれは2002年のことだったと思う。

三菱電機が「IP携帯」のプロトタイプを発表して、基本料金が950円かだかで使い放題てなニュースが出ていた。おー、ついに携帯もIPになるのか、つなぎっぱなしになるのか、と感慨深い思いにとらわれたものだった・・・。
http://journal.mycom.co.jp/news/2002/09/25/12.html

あれからはや5年。

未だに実現していないのは何故?と疑問に思うのだが、答えは実に簡単で、docomoをはじめとするNTT系、旧KDD系の企業、海外携帯企業が既得権を手放したくないからに他ならない。Soft Bankの孫さんも、IP携帯ではなく「とりあえず携帯」市場に参入せざるを得なかったというのが障壁の大きさを物語っている。

そりゃそうだろう、いまやADSL全盛期で、つなぎっぱなしで月3000円はお値打ちものである。それに引き換え、○○割り引きを連発したところで、携帯の月3000円は、PCが得ている利便性に比べて10分の1の値打ちもないほどのぼったくりもいいとこなのだから。(使い道がなくて、わたしの携帯はデスクトップで埃をかぶっている)

パケット通信などというものをいつまで押し付けるのか?子供相手のあこぎな商売をいつまで続けるつもりなのか?おもちゃは子供が使うものなのだから、もっと安くしなければ。

じゃ、同じ原理の無線LANはどうかというとこっちもまた同様。YAHOO!BB、NTT他のプロバイダがHOT SPOTエリアを未だに共有しないまま点的サービス提供にとどまっている。国際ローミングはすでに実用化されているのに、「国内ローミング」がほったらかしというお粗末さである。

これが解消されれば、IP電話の導入も一気に進むのだが、どこでもいつでもネットにつながるユビキタス社会はいつのことなのか。

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